【続報3】凶器を事前に用意し突然刺したか 女子高生の殺人未遂事件 警察に相談歴も 広島

5/22(木) 10:50

21日、福山市の通信制高校で、女子生徒が同級生3人をナイフで刺した事件で、逮捕された女子生徒が、凶器を事前に用意し、突然刺すなど、計画的に犯行に及んだとみられることが分かりました。

この事件は21日午前、福山市三之丸町にある通信制高校の福山キャンパスで、高校1年生の女子生徒(17)が、刃渡り13センチのナイフで同級生の女子生徒3人の肩や背中などを突き刺し、ケガをさせたものです。

刺された生徒の命に別条はありませんでした。刺した女子生徒は殺人未遂で現行犯逮捕され、「殺してやろうと思って刺すなどした」と容疑を認めています。

逮捕された女子生徒はナイフを事前に用意し、同級生を突然刺すなど計画的に犯行に及んだとみられています。またこれまでに女子生徒に関する相談が警察にあったということです。

警察は生徒間でトラブルがあった可能性もあるとみて、事件の詳しい経緯を調べています。

一方、学校側は21日、会見を開き、逮捕された女子生徒の印象について、「基本的には授業もしっかり受けて、友達を作りたいというか、学校生活を楽しめたらという思いは強い生徒だった。勉強も真面目に取り組んでいた」と明らかにしています。

一夜明けた22日、現場となった高校では登校を取りやめ、オンライン授業のみに切り替える対応をしています。

高校の担当者は「できるだけ早くやっぱり子供たちの日常を取り戻したいというものがありますので、専門の先生とも話しながらケアを進めていきたいというふうに思います」と話していました。

高校は早ければ来週月曜に登校を再開するとしています。

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