「酒と睡眠導入剤飲ませて首絞めた」息子を殺害した容疑で逮捕の母親が供述 息子の将来を悲観か 広島

5/12(月) 20:01

今月5日、広島市中区で息子を殺害した疑いで逮捕された80歳の母親が、「酒と睡眠導入剤を飲ませて首を絞めて殺した」「記憶障害の症状がある息子の将来を考えて殺すしかないと思った」という趣旨の供述をしていることがわかりました。

広島市中区の無職清原和子容疑者(80)は、今月5日、中区白島九軒町の川沿いの土手で、長男の剛さん(55)の首をひもで絞めて殺害した疑いが持たれています。

警察の調べに対し和子容疑者は「酒とともに睡眠導入剤を飲ませて寝たところで首を絞めて殺した」動機については「息子に記憶障害のような症状があり完治しないので息子の将来のことを考えたら殺すしかないと思った」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材でわかりました。

睡眠導入剤は、和子容疑者自身が服用していたものを使ったとみられています。
和子容疑者は、夫と剛さんと3人暮らしで、和子容疑者と剛さんは、公共交通機関を使って自宅から事件現場へ一緒に向かったとみられています。

剛さんには首を絞められた跡以外に目立った外傷はなく、争った形跡もないということで、警察は引き続き事件の経緯を調べています。