トランスジェンダーの社員が自分らしく能力発揮できるように 県内初!職場のLGBTQセミナー 広島

5/12(月) 18:43

広島県が抱える転出超過の課題を解決しようと企業のダイバーシティ施策と同性婚をテーマにした県内初のセミナーが広島市内で開かれました。

誰もが活躍できるLGBTQフレンドリーな広島を創るために開かれた企業交流会には、LGBTQ施策の導入を検討している企業の担当者らが参加しました。

この会は、県が抱える転出超過ワースト問題など、県と地元企業が課題を模索して魅力的な職場を作ろうと取り組みを進める「HATAful」が、企画したものです。

セミナーでは職場でのLGBTQへの理解の遅れにより優秀な人材が流出したりハラスメントが起きたりする現状を説明したほか、トランスジェンダーであるとカミングアウトした社員が、職場で自分らしく活躍するために、企業が取り組んできた具体例が紹介されました。

【マツダ株式会社戦略人事部・小山健次主幹】
「企業のイノベーションを起こすために、多様性を推進していかなくてはいけない」

【広島修道大学・河口和也教授】
「制度が変わることによって意識が変わっていくということもあります。社会の方もやっぱり変わっていくことによって、逆に制度を変えようという力にもなっていくと。これは両輪で動いていく必要があると思いますね。未来は明るいと思いたいですね」