お盆期間中も、日本列島全国的に不安定な天気で、各地で大雨による被害が出たりしてしまいました。そんな大雨のニュースを聞いていると、「大気の状態が不安定になり・・・」という決まり文句?を何度も耳にしたと思います。この「大気の状態が不安定」という言葉。解ったような解らないような言葉で、よく質問を受ける言葉ベスト3?に入っています。「大気の状態が不安定」というのは、簡単に言うと、「雲がモクモクと発達しやすい気象状態」「雲が発達して、強い雨が降りやすい状態」ということです。(夏の夕立で、入道雲がモクモクと大きくなっていくような状態を思い浮かべていただいても良いです)ですから、天気予報でこの言葉を聞いたら「あっ、急に雨が降ってきたり、激しい雨が降ったりする可能性があるような天気なのね」と思っていただければ良いと思います。この夏は、本当に私もこの言葉をよく使ったような気がします。ただ、来週には、夏の高気圧が強まり、この言葉を使う回数も減るのではと思っています。ちなみに、よく質問を受ける言葉ベスト3の残りは「降水確率」の本当の意味と、「所により」ってどこ?です。便利な言葉ほど、意外と疑問に思うことがありますよね。 (やまもと たけひろ)