09.11.27(金)  目がまわる…


上空の流れが速く、天気や気温の変化が激しくなっています!
予報にも影響がかなり出ていて、予想するのが大変!!
みなさんも体調管理やスケジュール調整などで大変な思いをしてらっしゃると思います。
スマンカッタ…

ただ上空の流れが速いと
気圧の谷や低気圧があまり発達しないまま通過するため、
天気の崩れが小さくなることも多いです
(ただ“予報士泣かせ”なのは変わりないんですけどね… 涙)


11月ももう終わり。
おそらく“11月の平均気温は平年より高い”というひとことで片付けられてしまいそうです。
(09年11月の平均気温は12.8度、平年は12.3度)

しかし思い出してみてください。
月の初めや半ばに山間部で雪が降るなど極端に寒い日もありましたし
月の後半は“小春日和”以上の暖かい日もありましたよね?
11月は気温の変化が激しい月だったというのが
本来の2009年11月の姿だったと思うのです。

平年より…というそっけない言葉には、本来の“姿”が全く表現されません。
気象台などから発表される長期予報も同様です!

“この冬は暖冬”

という言葉が一人歩きしているようですが、
上空の流れが速く“寒さが長続きしないだけ”
この冬は11月と同じような“上空の流れが速い状態”となる時が多く
極端に寒い日
極端に暖かい日も同居する
寒暖の変化が激しい冬になると
TSS天気予報では思っています。


どうか皆さん、“暖冬”という言葉に惑わされることなく
TSS天気予報をこまめにチェックして
生活に役立ててください。
寒くなった時に“今年は暖冬って言ってたじゃないか!”というのは「なし」よ!


まあ本当はこのあたりまできちんとテレビで解説したいんだけど
なかなか時間がなくて…
「平年」については、また改めてお話しできればいいなと思っています
(hadaken)

   
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