10.05.20(木)  捨てれば“ゴミ” 分別すれば“大切な資源”!!(その1)

テレビ新広島では、関係者も含めおよそ300人が日々働いています。

300人も働いていりゃぁ、ゴミもたくさん出ます。
なるだけそのゴミを減らすことが出来るよう、
また有効利用できるよう努力はいろいろしているんですけどね… まあ、なかなか…

テレビ新広島では、ゴミを減らしたり分別収集を頑張っていますが、
実は会社がある地元への還元もかねて、とある取り組みをやっております。
きょうはそれについてご紹介します。




社内では毎日3~5キロのジュース缶が捨てられています。
200本から300本ぐらいになるでしょうか?
それを清掃担当のスタッフが、近所のとあるところに毎日運んでいます。



こちらは光清学園。
心身に障害を持つ人たちに働くチャンスと場所を提供し、社会で自立できるように支援している施設です。
光清学園には毎日、テレビ新広島など
広島市南区周辺の企業などから、ジュース缶や牛乳パックが持ち込まれています。
そして施設に通っている人たちが、再生工場で作業しやすいように仕分けやつぶす作業をしています。

まずはアルミ缶とスチール缶を仕分け。
そして簡易な道具を利用し、手や足を使って
ひとつずつ地道につぶしていきます。



これはレバーで挟み込む感じでつぶす道具。
文字通り“手作業”ですよね。



これは足踏み式の道具。
「ガッチャン」という音と同時に、口からつぶれた缶が滑り出てきます。


1日につぶす缶の量はおよそ70~100キロ!
毎日10人程度で作業を頑張っていらっしゃいますが、
全部の缶をつぶすのにどうしても3~4時間かかってしまうそうです。

そうやってコツコツとつぶした空き缶を
回収・リサイクル処理業者に渡すのです。

そこで困ることがあります。
作業を滞らせるのが、
マナーが欠如している人が捨てた缶の中に残る
“飲み残し”や“タバコの吸殻・灰”…

光清学園では洗ってつぶしているそうですが、“無駄な作業”が増えてしまいますよね。


缶をはじめ、ペットボトルなどをリサイクルに回す際、
先に述べたように、どうしても一部の作業は手作業に頼らざるをえません。
また、飲み残しやタバコの吸殻などが入ったものが回収・処理業者にわたった場合、
“燃えないごみ”として捨てられる場合もあるそうです。
ムダになっちゃいますね…
そうなると「埋め立て」にまわるのですが、
そうなると埋立地の余計なスペースを使ってしまい、処分場がすぐ満杯になる原因につながりますね。

また家庭で分別せず、燃えるゴミといっしょに捨てられた場合、
燃やすのに余計なエネルギーをつかい、CO2排出も増えてしまいます。
さらに、ゴミ焼却場の焼却施設の故障する原因にもなるんです… (続く)
(hadaken)

   
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