そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

株式会社 百姓庵

【所在地】山口県長門市油谷向津具下

株式会社 百姓庵(山口県)

山口県長門市の海辺に現れた、まるで現代アートのような巨大装置。そこから生まれるのは白く輝く塩の結晶でした。実はこの塩づくり、昭和の時代に一度途絶えた“幻の製塩法”。挑んだのは、大手企業のサラリーマン生活を捨て、自然とともに生きる道を選んだ一人の男性です。自給自足の暮らしから始まり、理想の海を求めて各地を巡り、たどり着いた長門の海。風や雨に左右されながらも火を絶やさず、自然と向き合い続けて生まれる一粒の塩に込めた想いとは―。今回は、自然とともに生きる営みを追い求めたカンパニーのそ~だったのか!に迫ります。

そーだったのかポイント1

放送内容写真

幻の製塩法でつくる日本伝統の塩

昭和の時代、日本から一度は姿を消した幻の製塩法「枝条架式塩田」で塩づくりを行う「百姓庵」。日本海に面した油谷湾から海水を引き込み、塩田で濃縮させた後、大釜で約1週間かけて煮詰めていきます。海水が蒸発して徐々に塩が結晶化しますが、ミネラルには結晶化する順番があるため、できはじめと終わりでは、含まれる成分が大きく異なるのです。そこでカンパニーでは、釜の中の塩を上下に入れ替える「天地返し」を行うことで、ミネラルのバランスを整えています。さらに、炊き上げた塩を杉樽の中で1週間ほど寝かせることにより、えぐみの原因となる余分なマグネシウムが「にがり」として溶け出し、すっきりとした味わいの塩に仕上がるのです。カンパニーの塩は、地元の高級温泉旅館で会席料理の薬味として重宝されているほか、道の駅でも様々な商品が展開され、人気となっています。

そーだったのかポイント2

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地域の産業を守るカンパニーの新たな挑戦

カンパニーの社長・井上雄然さんは23歳の時、自給自足の生活を始めました。自然と生きる道を歩み続け、生きる上で欠かせない塩づくりを極めたのです。不自由のない生活を送っていましたが、田舎の過疎化が進む中で、「地域に産業を残さなければ仕事がなくなり、人がいなくなってしまう」と、井上さんは2017年、百姓庵を株式会社化。さらに2021年には、国内ではまだ珍しい豚の放牧を始めたのです。現在8頭が森の中を野生動物のように駆け回り、自然のサイクルの中でゆったりと育てられています。豊かな海から生み出される塩と、森の放牧豚が出会って生まれたソーセージや生ハムは、余計な添加物は一切使わず、豚肉本来のおいしさと、塩のうま味だけで勝負。井上さんは年間を通じて安定した収入が得られる家畜に着目し、地域の未来を守るため、こうした加工品づくりに力を入れているのです。

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