そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

株式会社 the continue.

【所在地】岡山県備前市野谷

株式会社 the continue.(岡山県)

捨てられた備前焼に“再生”の炎を。800年の歴史を誇る焼き物の町、岡山県備前市。ところが今、伝統の陰で焼き損じの器が行き場を失い、原料の“土”は徐々に枯渇しています。そんな危機を救おうと立ち上がったのは備前焼とは無縁の世界で生きる耐火レンガメーカーの女性社長。挑んだのは「捨てられた備前焼を、もう一度焼き直す」という前代未聞の試みでした。社内の反発を受けながらも、「伝統は守るだけでは続かない」と信じて進んだ挑戦。その先に見えた“再生備前”とは。今回は、伝統の再生に挑むカンパニーのそ~だったのか!に迫ります。

そーだったのかポイント1

放送内容写真

捨てられる備前焼を再生させる挑戦

岡山県の伝統的工芸品「備前焼」。全体の1割にも及ぶ陶器が歪みや色むらで作品になれず廃棄され、さらに今、備前焼の原料である土も枯渇の危機にあるのです。捨てられる備前焼と資源を守ろうと、2021年に設立されたのが「the continue.」。備前焼を再生させるため、陶器の破片を集め、実験を始めました。破片を粉砕し、備前の土と混ぜて窯で焼いてみると、水漏れが起きてしまったのです。その原因は、粉砕した粒の大きさがバラバラで、土と混ぜて焼いても隙間ができていたこと。そこで、この特性を生かして、コーヒードリッパーをつくることを考案。傾き・厚み・コーヒーが落ちるスピードを研究し、底に穴のないドリッパーを完成させたのです。岡山市内のカフェで販売すると、SNSで話題となり、数日で完売したのです。

そーだったのかポイント2

放送内容写真

備前焼の再生に生かされた老舗メーカーの経験

次は、水漏れしない備前焼の再生に挑んだカンパニー。しかし、一度焼かれた陶器は化学成分が一定ではなく、粒の大きさもバラバラ。そんな素材をもう一度焼き締めて器にするのは、想像以上に難しい挑戦でした。そこで、耐火レンガの老舗メーカー「三石ハイセラム」の社長でもある、カンパニーの社長・牧沙緒里さんは、耐火レンガづくりで培った知識と経験を応用することにしました。粉砕した廃材を徹底的に化学分析し、粒の大きさごとにふるい分け、成分に応じた調合レシピを試作。さらに、温度・時間・酸素量など焼き上げに最適な条件を探っていきました。半年後、ついに、水を通さない新素材「再生備前」が完成。量産体制を整え、器やカップの製造を本格的に始動。またカンパニーは、原料となる備前焼の回収にも踏み出し、窯元や一般家庭から集められた年間約10トンもの備前焼を再生させています。

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