チチヤス 株式会社(広島県)
広島で知らない人はいないと言われる定番の味、チチヤスヨーグルト。実はこのカンパニー、140年もの歴史を持つ老舗です。しかし、その歩みは“変わらない”ことではなく、“変わり続ける”挑戦の連続でした。明治時代、日本にまだ牛乳文化が根づいていなかった頃から新たな食の可能性に挑み、ヨーグルトを発売。そして今もなお、時代に合わせて味や製法を進化させ続けています。実はあの懐かしい味も、ずっと同じではなかったのです。長く愛される理由はどこにあるのか!?今回は、世代を超えて親しまれる味を守り続けるカンパニーのそ~だったのか!に迫ります。


1886年に創業し、140周年を迎えた老舗乳製品メーカー「チチヤス」。まだ日本に牛乳を飲む文化が根づいていなかった時代、どこよりも早く、牛乳の販売を始め、1917年には日本でいち早くヨーグルトを広島で発売しました。気づけば世代を超えて100年以上愛され続ける、広島のソウルフード「チチヤスヨーグルト」。しかし、その伝統の裏では、実は消費者が味の変化に気付かないレベルで、時代に合わせたリニューアルが繰り返されていたのです。さらに、現在のプレーンヨーグルトには使われていない「寒天」が、30年前のレシピには固めるために入っていたことが判明。時代とともに法律や基準も進化していたことで、ヨーグルトの原料や割合も変わっていたのです。


140年続くカンパニーの挑戦は、今も止まりません。その最新形が「凍らせて食べるヨーグルト」。開発のきっかけは、「ヨーグルトを凍らせてみたら、カチカチでスプーンが入らない」という、消費者の何気ないつぶやきでした。本来、カンパニーのヨーグルトは、冷蔵庫で冷やして食べるもの。凍らせることまでは想定していませんでした。そこで、5年の歳月をかけ研究と試食を繰り返した末、ついに、シャリッとなめらかな「凍らせて食べるヨーグルト」が完成。ヨーグルトの常識を覆す新食感が誕生したのです。2026年春夏の「新商品グランプリ」では見事「トレンド賞」を受賞し、その挑戦は評価されたのです。