そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

有限会社 コニシ工業

【所在地】広島県庄原市高野町

有限会社 コニシ工業(広島県)

今回は、大病を患ったことをきっかけに地域へ恩返しをしたいと、クラフトビールづくりに挑んだ1人の男性が登場。広島県庄原市の「コニシ工業」は主に町の屋根を手掛ける建設カンパニー。社長の小西さんは胃ガンと診断され、人生観が大きく変化。地域資源を生かしてクラフトビールをスタート。でも一体なぜビールだった?そして、成功の裏側には奇跡的な出会いが。今回は闘病の果てに、地域へ何かを残したいと奮闘するカンパニーのそ~だったのか!に迫ります!

そーだったのかポイント1

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故郷へ恩返し!ホップ栽培で地域おこし

広島県の最北端・庄原市高野町で、屋根瓦の修繕工事を手がけている「コニシ工業」。社長の小西匠さんは41歳の時、大病を患ったことで「故郷に恩返しがしたい」という思いを抱き、新たな産業を探し始めます。そんな時、目にとまったのが、ビールの原料となる「ホップ」でした。ある日、京都府・与謝野町が町ぐるみでホップ栽培をしてクラフトビールをつくっていると知った小西さんは、与謝野町を訪れ、ホップの苗を譲ってもらうことに。しかし、寒冷地で栽培されるホップは、西日本では高品質なものは育たないと言われていたのです。それでも、小西さんは様々な土壌で試験的に栽培を重ね、ついに田んぼ跡地でホップの育成に成功。初収穫量は40㎏、瓶ビール約4000本分になったのです。収穫したホップは県内のクラフトビールメーカーで醸造され、2018年、初めてのクラフトビールが完成しました。

そーだったのかポイント2

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地域への感謝を込めたクラフトビールが完成!

クラフトビールづくりに成功した小西さんは、次に収穫量を増やそうと動き出します。しかし、本格的に栽培をするノウハウがありませんでした。誰に聞いていいのか悩んでいた時、アサヒビールホールディングスが庄原市に山を持っていることに気付き、知人のつてを辿り、アサヒビールの本社を訪ねたのです。そこで「ホップ栽培で故郷に恩返しがしたい。おいしいビールができるホップの育て方を教えてほしい」と伝えると、ホップ栽培をしている組合長を紹介され、アサヒビールのホップの苗木400本を譲り受けたのです。高品質なホップを育てることにも成功し、与謝野町産のホップと合わせて新たなクラフトビールが完成。地域への感謝を込めて、地元の神社にあやかり、「御津女(みづめ)神社ビール」と名付けました。広島県内のレストランや道の駅でも取り扱われるようになり、町の名物になりつつあるのです。

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