そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

株式会社 クラハシ

【所在地】広島県福山市引野町

株式会社 クラハシ(広島県)

今回は、年間200億円を売り上げる広島県の水産卸カンパニー「株式会社クラハシ」が登場。
福山地方卸売市場で鮮魚の大卸&仲卸を行っているカンパニー。いち早く、市場を通さない産直流通にも取り組んだが、当初は受け入れられず経営危機にも陥ったが、スーパーや飲食店への「提案型営業」に力を入れて業績回復!今ではカンパニーの強みとなっているという「提案型営業」。その秘密に迫ります。
さらに、魚を長生きさせる!?驚きの水槽が登場!広島県の特許技術や県立広島大学との協業で生み出された水槽で、新鮮さを保ちながら魚を備蓄し出荷調整を行うという驚きのそーだったのか!に迫ります。

そーだったのかポイント1

放送内容写真

「新技術!魚が長生きする水槽」

市場を通さない流通が増え、水産卸売業者が減少する中、年間200億円以上を売り上げる水産卸カンパニー。瀬戸内海は波と波の波長が短いため、1mの波が来ると船が転覆する危険な漁場。天気のいい日に漁に出ると大漁で価格が下がり、漁のない日は売る魚がない。この悪循環を解決するため、カンパニーが2年前から導入したのが「魚が長生きする水槽」。海水魚は海の中にいるとき、体内で塩分濃度を調整していますが、水揚げされた時に傷ができると、塩分調整の機能が弱まってしまいます。そんな傷ついた魚でも塩分濃度が海水よりも低い水槽に入れることによって、長生きできるんです。これにより、漁のない日でも生きた魚が市場で提供でき、近海の魚の流出を抑えられるようになったんです。

そーだったのかポイント2

放送内容写真

「水産卸売カンパニーの新しい営業」

カンパニーが水産卸売業として生き残っていくため、約40年前から始めたのが、スーパーマーケットなどの小売店に直接、営業を行う市場外取引。しかし2000年代に入り、大手スーパー2社の経営不振のあおりを受け、経営危機に陥りました。そこで取り組んだのは地元スーパーへの新たな営業方法。市場にいるカンパニーならではの情報力で、大漁の情報が入れば「価格が安くなるので鮮魚だけでなく加工品をつくって販売しませんか」といった提案を行っていきました。市場の情報を強みにした営業方法に力を入れたことで、カンパニーの市場外取引は現在、売り上げ全体の3分の2を占めるようになったのです。

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