14.11.07(金)  蜃気楼 これからの時期、広島でも結構見られます!





7日夕方のTSSスーパーニュースでは
特別取材班による広島県北部の紅葉をご覧いただきました…
見ていただけましたか?

その取材班が撮影中に見つけたのが
蜃気楼(しんきろう)です!!

蜃気楼は朝晩の冷え込みが厳しくなる、晩秋から冬、そして初春にかけて見られますが
蜃気楼といえば、富山湾や琵琶湖、オホーツクなど寒い場所で見られるイメージが…
でも広島県でも見られるんですね!!

朝方にかけ晴れて放射冷却で地上付近が冷えると
地上と上空に温度差が生まれます。
そうなると中国地方の山々から、モノが浮いて見えたり、逆さに見えたりすることがあるんです



人がモノを見るとき、一直線に進む性質がある光が“モノ”に反射し
一直線に帰ってきた光を眼で認識することによって、人はモノが見えます。



実は、光は密度が高い冷たい空気のほうに進む性質を持っています。
そのため地上付近が冷え込むと、光は冷たい空気のほうに引っ張られて
本来見えないものなどを反射します。



しかし人間の目は、それがまっすぐ見えるものと錯覚して認識するため、
モノが浮いて見えたり、逆さに見えたり、伸びて見えたりするのです。

実は山からだけでなく、
これからの時期瀬戸内の沿岸でも見られる“浮島現象”
海上の島が浮いて見えるのは「蜃気楼」の一種なんです!
結構、広島県でも見えるんじゃん!

基本的には朝か午前中までしか見ることができません。
これから朝にお出かけの際は、遠くまでしっかり観察してみてください!
蜃気楼が見えるかもしれませんよ!!
(hadaken)

   
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