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【子育て支援シリーズ】もう読んだ? 『パラリンピックは世界をかえる ルートヴィヒ・グットマンの物語』

たくさんの勇気と感動を与えてくれた「東京パラリンピック」。あれから2年以上経ちますが、障がいがあることが不可能を意味するものではないと気づかせてくれたパラアスリートたちの姿は、今も鮮明に記憶に残っています。そんなパラリンピックを生んだのは、ルートヴィヒ・グットマンというドイツの脳神経外科医。彼の「失われたものを数えるな! 残されたものを最大限に生かせ!」という精神が礎になっています。今回は、パラリンピックを生んだ医師の奮闘を描く伝記『パラリンピックは世界をかえる ルートヴィヒ・グットマンの物語』をご紹介します。

●パラリンピックを生んだ医師の奮闘を描く。
世界初のパラリンピックの開催に尽力したドイツの脳神経外科医、ルートヴィヒ・グットマンの伝記です。

ユダヤ人として生まれ、ナチスの迫害をうけてイギリスに亡命したグットマンは、それまで「もう動けない、治らない」とされていた脊髄損傷の患者の治療に取り組み、生存率を大幅にあげました。

そんなある日、患者たちが車いすで庭を走り回っているのを見て、「治療にスポーツの要素を取りいれよう!」とひらめきます。

患者たちが情熱や喜びをとりもどしていくのを感じたグットマンは、参加人数16人の小さな競技大会をひらきます。

これが、グットマンのたゆまぬ努力と愛情でパラリンピックへと成長し、やがて社会の認識を変えることになりました。

歯切れのよい文章に、フルカラーのイラストと写真を添えたこの作品は、すでにアメリカで高い評価を得ています。

作●ローリー・アレクサンダー
子ども向けノンフィクション作品を数多く手掛ける。科学者アントニ・ファン・レーウェンフックの生涯をえがく伝記All in a drop(未邦訳)は、アメリカの歴史ある書評誌・カークスにて、「子どもたちが理解しやすく、興味をそそられインスピレーションを得られる本」として、高い評価を受けている。アメリカのアリゾナ州在住。お気に入りのパラリンピックスポーツは、車いすバスケットボール。

絵●アラン・ドラモンド
イギリス・ロンドンの王立芸術大学でイラストを学んだイラストレーター、作家。著書に『風の島へようこそ』『みどりの町をつくろう』(ともに、まつむらゆりこ訳/福音館書店)、挿絵に『戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ』(ルイーズ・ボーデン文、福本友美子訳/岩波書店)など。イギリスのサフォーク州在住。お気に入りのパラリンピックスポーツは、バスケットボール。

訳●千葉茂樹
1959年、北海道生まれ。翻訳家。絵本から読みもの、ノンフィクションまで幅広い作品を手掛ける。訳書に、『リスタート』(あすなろ書房)、『シャクルトンの大漂流』(岩波書店)、『ピーティ』(鈴木出版)、『泥』(小学館)、『せかいでさいしょのポテトチップス』(BL出版)など多数。お気に入りのパラリンピックスポーツは、車いすテニス。

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