子育てアドバイス

【よくある相談シリーズ】うちの子、便秘ぎみのようです。

●毎日快適に過ごすために。
生きてゆくには「食べること」「眠ること」「排便すること」が基本ですから、排便することはからだのことを知る大切なサインです。

便秘は、排便が数日に1回程度に減少すること、毎日排便があっても少量しか出ないこと、便が硬いなど、排便がスムーズに行われない状態を指します。便秘の明確な定義はなく、排便の頻度や量には個人差があり、便に関する症状以外に、「おなかの張り」、「腹痛」、「食欲不振」、「吐き気や嘔吐」などの症状がみられることもあります。

子どもにおける便秘の原因の多くは、偏食や小食、ストレスといった生活習慣によるものや病気が原因になっている場合もあります。

からだのリズムには、規則的な「快食・快眠・快便」が直接・間接に関わりますので、「偏食や小食といった不適切な食事」、「不規則な生活」、「水分の摂取不足」、「運動不足」、「ストレス」など生活習慣によって便秘になることを防止することが大切です。

それでは、子どもの便秘の症状として、便秘の症状には個人差があり、排便の回数が少なく便がコロコロになる、毎日排便はあるが量が少ない、便失禁(下着に便が付いてしまう程度)がある。おなかの張りや腹痛、吐き気や嘔吐、食欲不振、不機嫌などの症状がみられます。

そこで日常生活でできることとして、便秘は生活習慣が原因となっていることが多いため、「規則正しい生活」、「食事や排便習慣」、「ストレスの解消」など、生活習慣の改善を図ることが大切です。また、水分、食物繊維(海藻類、きのこ類、豆類、穀類、果物など)や乳酸菌をたくさん摂るなど、食事により排便を促すことが効果的です。
 
つまり、便秘にならないようにするには、生活習慣を整えるだけではうまくいくとは限りません。それぞれのこどもの感受性・成長の早さ・生活能力のわずかな違いで、幼いこどもの便秘症ができあがりますので、便秘症に対処しなければならないこともあります。

排便できなくて困っている子どもに、出せるように手助けをしてください。食事で出せるようになるならそれでもよいし、お薬を使った方がよければかかりつけ医に相談するのもよいでしょう。子どもには手助けが必要です。「たかが便秘、されど便秘」です。気持ちの良い毎日を過ごすために…。
新沼正子 安田女子大学
心理学部現代心理学科 
教授
岡山大学養護教諭特別別科修了・ノートルダム清心女子大学大学院人間生活学研究科修士課程修了・岡山大学大学院保健学研究科博士後期課程単位取得後退学。中国電力株式会社で社員の健康管理等で25年間勤めた後、2013年から姫路大学看護学部で看護師養成に従事。2016年4月、安田女子大学に着任。専門は小児看護・小児保健・健康教育・養護教諭の看護技術に関する研究他。現在は所属する学会の研究者と3ケ国(中国・韓国・日本)の「幼児の健康管理に関する研究」に取り組んでいる。

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