健康基礎知識

【素朴な疑問シリーズ】Q.ぜん息の子どもに運動をさせてもいいですか?


ぜん息があるからといって運動を制限する必要はありません。
予防薬を使うことで、運動しても発作が起こらないようにぜん息をコントロールすることができます。ぜん息を上手にコントロールし、気にせず運動をできるようにしましょう。
子どもの生活の中で体を動かして遊ぶことは心身の発育のためにも欠かせません。発作を恐れて運動を制限してしまうと体力が低下してしまい、結果として軽い運動でも息が上がって発作を起こしやすくなります。また肥満もぜん息を悪化させることがありますので、運動や食生活などの生活習慣にも気をつけて肥満を予防しましょう。喘息をきちんとコントロールして運動を控えることなく、子どもが好きでやりたい運動をさせましょう。

■運動誘発ぜん息に注意
運動することで、咳やゼーゼー、息苦しさなどのぜん息症状が出ることを「運動誘発ぜん息」と言います。運動誘発ぜん息は現在のぜん息の状態を強く反映しますので、運動して症状が出る人は普段の予防が不十分な可能性があります。

運動誘発ぜん息を起こしやすい条件
①運動の種類や時間など
・激しい運動の場合
・運動の時間が長い場合
・歩行や水泳は起きにくく、ランニングは最も起きやすい

②子どものぜん息の状態
・普段からよく(しばしば)発作が出ている子。
・気道が敏感で、軽い刺激でもすぐに発作が起きてしまう子。
・普段使っている薬を忘れたとき

③運動をする環境
・空気が冷たく乾燥した環境(冬など)
運動中に発作が起こってしまったら

運動をしている最中に咳やゼーゼーが出始めたときは、運動をストップしましょう。そして水分をとって楽な姿勢で休ませて様子を見ます。ゼーゼーが強かったり息苦しさがあるときは気管支拡張薬を使用します。
15分ほどで治ることが多いので、良くなったら運動を再開してかまいません。治まらなかったり、息苦しさが強いときは医療機関を受診しましょう。
 

運動誘発ぜん息の予防方法
日頃から発作がないようにコントロールすることが重要です。運動する前にしっかりとウォーミングアップを行い、冬など空気が冷たく乾燥しているときはマスクをしましょう。それでも発作が出る場合は医師に相談しましょう。
◎出典:独立行政法人環境再生保全機構 ERCA (エルカ)「子どものぜんそくハンドブック」(https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/pdf/archives_28016_1.pdf)を加工して作成

【素朴な疑問シリーズ】Q.何度もヒューヒュー、ゼーゼーするのは喘息ですか?


ヒューヒュー、ゼーゼーをくり返す、風邪をひいた後に咳が長引く時はぜん息の症状かもしれません。こうした症状が見られた場合には、いったん症状が治っていても、医療機関を受診しましょう。
■問診や診察
症状の経過、家族のアレルギー、生活環境などについて確認します。
症状の特徴や経過、治療内容などを詳しく医師に伝えましょう。下の①〜⑦のポイントを参考に症状を観察するようにしてください。また、症状が出たときの様子を動画で撮影しておくと伝わりやすくなります。

①どんな時に咳がで出る?
風邪を引いた時/寝入り/明け方/運動した後/梅雨や台風の時期/大笑いした時

②どんな音がする?
ヒューヒュー/ゼーゼー/ゼロゼロ/ゴロゴロ(息をすうとき/はくときのどちらか?)

③咳の強さの程度は?
眠れない/しゃべれない/息苦しい

④咳以外の症状は?
発熱/鼻水/おう吐

⑤治療内容や効果は?
吸入して治った/飲み薬を1ヶ月飲んだ

⑥いつごろから?
生後◯ヶ月ごろから/1ヶ月前から

⑦どのくらいの頻度?
月に1回/年に数回

■検査
ぜん息の診断や他の病気との鑑別のため、次のような検査が行われることがあります。

・血液検査、皮膚検査(アレルギー体質かどうか、アレルゲンは何かを調べる)
・胸部レントゲン撮影(胸や気管支の構造に異常がないか調べる)
・呼吸機能検査・気道可逆性テスト・気道抵抗測定(気道が狭くなっているか調べる)
・呼気NO検査(気道に起きている炎症の程度を調べる ※NO:一酸化窒素)
・気道過敏性テスト(気道が刺激に対してどれくらい敏感になっているか調べる)

これって喘息かも?という症状がある場合は早めに医療機関へ受診し、しっかりと検査をするよう心がけましょう。
◎出典:独立行政法人環境再生保全機構 ERCA (エルカ)「子どものぜんそくハンドブック」
(
https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/pdf/archives_28016_1.pdf)を加工して作成。

 

【素朴な疑問シリーズ】Q.バレエの練習で、アキレス腱の奥が痛いようです。


●「足関節後方インピンジメント症候群」と
 呼ばれています。

クラシックバレ工でpointe姿勢を取った時、サッ力一でインステップキックやシュートをした時など、スポーツ中に足関節を強く底屈させた時に足関節後方に痛みを生じることが特徴です。スポーツ活動により徐々に痛みが強くなる場合が比較的多いのですが、捻挫などの外傷がきっかけになって発症することもあります。
 

スポーツ中に足関節を強く底屈させた時に、足関節後方で骨どうし(腫骨や距骨など)が衝突したり骨や滑膜などの軟部組織が挟 み込まれたりする(インピンジ)ために痛みが生じると考えられています。足関節後方に余剰骨 (三角骨)がある場合、距骨後突起の骨折や疲労骨折の場合もあります。 
 
◎一般社団法人 日本スポーツ整形外科学会(https://jsoa.or.jp/)「スポーツ損傷シリーズ足関節後方インピンジメント症候群」(https://jsoa.or.jp/content/images/2023/05/s21.pdf)を加工して作成。

【素朴な疑問シリーズ】Q.サッカーの練習で、股関節が痛いようです。


●「鼠径部痛症候群」(グロインペイン症候群)と
 呼ばれています。

足首の捻挫、下肢の打撲や肉離れ、腰痛などの何らかの原因で可動性、安定性、協調性に問題が生じたまま、無理をしてプレーを続けると、体幹から股関節周辺の機能障害が生じやすくなります。また、片足で立ってキツクを多くするサツ力一の動作そのものが発症の誘因になります。他の競技に比べてサツ力一選手での発生が多くみられ、 いったんかかると治癒には時間がかかることが多いです。ランニングや起き上がり、キツク動作で鼠径部やその周辺のいろいろな所に痛みが出現します。 
 

体幹から股関節周辺の拘縮や筋力低下や不自然な使い方によって 
●可動性(筋や関節の柔軟性)
●安定性(骨盤を支える筋力)
●協調性(体幹と下肢の動きが効果的に連動すること)

の機能が低下し、痛みと機能障害の悪循環が生じて症状が慢性化します。
●股関節だけに負担が集中しないようにしましょう。
治療は、可動性・安定性・協調性の問題点を評価した上で、それを修正するリハビリを行います。
 
●足首の捻挫などのけがをしたら、無理をしないこと。
予防には以下の点が大切です。
◎一般社団法人 日本スポーツ整形外科学会(https://jsoa.or.jp/)「スポーツ損傷シリーズ 鼠径部痛症候群」
(https://jsoa.or.jp/content/images/2023/05/s11.pdf)を加工して作成。

【素朴な疑問シリーズ】Q.ランニングのし過ぎで、膝が痛いようです。


●「膝の使い過ぎ症候群」と呼ばれています。
ランニングやジャンプを長時間繰り返し行うことによって膝に痛みが生じてきます。靭帯や腱が骨につくところでは、筋肉のはたらきによるストレスが集中しやすく、組織の小さな損傷が生じます(①②③)。また、靭帯が骨のすぐ上を通るところでは、膝の曲げ伸ばしによって靭帯と骨の摩擦が生じて炎症の原因になります(④)。
 
●間違った靴選びが原因の場合もあります。
発生要因は、「オーバートレーニング」「体力や技術に合わない練習」「不適切な靴」「硬すぎたり軟らかすぎる練習場」「筋力不足」「筋力のアンバランス」「骨の成長と筋の伸びとのアンバランス」「からだの柔軟性不足」「アライメント不良(過度のO脚やX脚など)」など様々です。
●ストレッチやアイシングで、
 悪化させないことが大切です。

スポーツの前にはストレッチを十分に行い、スポーツの後にはアイシングを15分ほど行います。貼り薬や塗り薬も効果があることが多いです。発症しても軽症あるいは中等症であればスポーツは続けられるので、適切なコンディショニングによって、それ以上に悪化させないことが大切です。
 
◎一般社団法人 日本スポーツ整形外科学会(https://jsoa.or.jp/)「スポーツ損傷シリーズ 膝の慢性障害」(https://jsoa.or.jp/content/images/2023/05/s10.pdf)を加工して作成。
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