59年前にとられたこの写真、どこで撮られた? 日本家屋と川岸に浮かぶ船の風景を衣笠アナが探索! 広島

10/12(月) 17:47

「満点ママ」から「タイムスナップ」です。
衣笠アナが懐かしい1枚の写真を手がかりに映された風景の今と昔を解き明かしていきます。

今回は1967年昭和42年に撮影されたこちらの写真。
一体どの辺りから撮影されたものなのか、推理してもらいましょう。

【衣笠梨代アナウンサー】
「これはなんか立派な松の木ですか。日本家屋が見えてますけれど、あとなんか旗が結構立ってますね。何ですかね。あと船。なんか歴史を感じる。川の近くではあるので歩いてみて聞いてみましょうね。ちょっと行ってみましょうか」

写真の手がかりを探すため、まずは舟入橋周辺で聞き込みです。

【衣笠アナ】
「この場所がどこなのかっていうのを今探して」
【近所の方】
「そこじゃない?そこに今マンションが建ってますよね。公園が下にある。なんかそんな感じするな。この橋がこれ」
【衣笠アナ】
「この橋がこれで、見えてたとしたらっていう」
【近所の方】
「何年前かわからんけど」
【衣笠アナ】
「どの感じが似てます?」
【近所の方】
「この辺が似てる。この辺がね。この川岸の感じとか」
【衣笠アナ】
「なんか感じが似てる?」

「タイムスナップ」始まって以来、最速での撮影スポット発見か?さっそく教えてもらった場所へと向かいます。

【衣笠アナ】
「さあ、橋の方を見てみますと、ここからだと角度が難しいですね。もうちょっと川岸が見通せないといけないのと、橋も似ているような似てないようなというか、この橋だとまっすぐな感じなんですよね。ちょっと違いますかね」

うーん、残念。最速での発見とはなりませんでした。気を取り直し再び写真について聞き込みを行います。

【近所の方】
「わからんね、これ」
【衣笠アナ】
「わからんですか」
【近所の方】
「住吉さんじゃないん?」
【衣笠アナ】
「住吉神社?もしかしてという感じですか」
【近所の方】
「うん。幟が立ってることは神社だろ。そうしたらこれが住吉橋になる。もう1個上の赤い分の橋だろ?2号線から見た方が大体感じがよくわかるんじゃない?建物は全然違うけね。神社が今新しくなって」
【衣笠アナ】
「ありがとうございます!」

この写真にうつっている建物は住吉神社なのでは?2号線にかかる新住吉橋へ向かい確かめることにします。

【衣笠アナ】
「ちょっと分かりづらいかもしれませんけど、端っこの方を見てみると、やっぱり似ているんですよね。あ、松の木があの辺ありますよ。写真と同じとは言えないかもしれませんけど、似てますよね。住吉神社、行ってみましょうか」

住吉神社へお邪魔して、詳しいお話を聞いてみることに。
すると衣笠アナ、何やら気になるものがあるようで…。

【衣笠アナ】
「すごいワールドカップ応援お守りとかもある。ワールドカップを応援しています。広島県唯一だって」

勝負ごとの神社としても知られる住吉神社。
FIFAワールドカップ2026の開催を盛り上げようと作られたお守りが…。
サムライブルーにエンブレムのヤタガラスをあしらった日本サッカー協会公認の応援お守りです。境内はすっかりサッカー仕様となっていますが、本題の写真について聞いてみましょう。

【住吉神社 宮司 森脇宗彦さん】
「うん、これ社殿だな。で、ここが橋ですね。これが今の住吉橋。今の社殿は 30年前に建て直したんです。その前の社殿」
【衣笠アナ】
「ほぼ同じ場所で、こちらの場所に建て替えられてなっているっていう」
【森脇さん】
「はい。これは夏祭りの時に使う御座船なんですよ。神輿を乗せる船、これがちょうど止まってる。夏祭りの時にこれを引っ張るのが漕伝馬船というんです」

広島の三大祭りの一つ、すみよしさんは1年後半の無病息災を祈願する、江戸時代からおよそ300年続く伝統の祭りです。
水の安全を祈願する神事、広島管弦祭では、神輿を乗せた御座船を、手漕ぎのでんま船が曳き、川を登っていきます。
写真に写っていたのは、今もなお続く伝統行事で使われる御座船だったのです。
衣笠アナ、写真の謎が解けたところで参拝を済ませ、改めて新住吉橋の上から答え合わせです。

【衣笠アナ】
「社殿、建物は変わっているということなのですが、位置的にはこの辺ですよね。 ちょうどあの住吉橋が途中まで映っている。この辺の感じも近いですね。この後、またにぎやかなお祭りが開かれたんだろうと思いますけれども、今年もまたね、祭りの季節もやってきますから、この近くもまた今年もとてもにぎわっていくんじゃないでしょうかね」

今から59年前に撮影されたこの写真、写っていたのは住吉神社と祭りの前の川辺の風景でした。
台風などの被害に遭い、修復が必要となった社殿は30年前に再建され現在の姿に。
境内には、爆心地から1300メートルで被爆したクロマツが。
もともと沢山植えられていたそうですが被爆後も成長し保存されているのはこの2本だけ。社殿再建の際に移植され、今も変わらぬ姿で住吉神社の歴史を見守り続けています。