「水深60cmで車のドアが押し戻される!?」アンダーパス冠水リスク いざという時の『脱出の知識』広島

9/4(金) 18:46

===VTR===

ツイセキです!

【野川諭生アナウンサー】
「広島市内を覆うどんよりとした雲、朝から傘が手放せない一日になっています。歩道の脇の水たまりの水かさも徐々に増えてきているように感じます」

土砂災害だけでなく道路の冠水も心配される雨…。
8月から千葉県や北陸地方などで車が水没する被害が相次いでいます。

【70代】
「広島も他人事じゃない、太田川があるからという話は夫とした」
【20代】
「備えはちゃんとしておきたい」

浸水被害が予想されている状況で特に注意が必要なポイントの1つが「アンダーパス」です。
中でもこちらは広島市が管理する中で最も新しい「中山アンダーパス」。

【野川アナ】
「画面の奥のほうに向かってグーっと沈み込んでいくアンダーパスですね。あちらにはカメラもありますし、赤色灯と冠水に関する注意を出せる電光掲示板も備え付けられています」

水位センサーが感知すると自動で危険を知らせる仕組みだといいます。

広島市によると市が管理するアンダーパスは全部で18か所あり、そのうち16か所には雨水がたまった時に排出するポンプがついていて残りの2か所は道路の下の雨水管で排出する構造…。
県外で起きた冠水被害を受けて、市は全ての箇所を点検し停電時にもポンプが動くことなどを確認したということです。

その一方で市の担当者は、県外での事例を踏まえて今後、事前規制なども検討していく必要があるとしています。
4日朝も安佐南区にあるアンダーパスでは渋滞が発生し、この場所を抜け出すだけでも数十分かかったといいます。
もし、こうした場所で冠水に遭遇すると車はどのようになってしまうのでしょうか…。

【JAF広島支部事業課 青山侑義さん】
「こちらが水深60センチのところに車が入ってしまったときのドアの重さを体験できる機材」
【野川アナ】
「あれ?あ!…うわ…押し戻されますね。しかも精神状態がその時はなかなか落ち着いた状態じゃないですよね?そうなるとこの重さは…うわ…大変だと思います」

車が動けなくなるのは水深だけでなく、その道に進入する速度などで異なるといいます。

【JAF広島支部事業課 青山侑義さん】
「一般的に危険と言われている高さは、実はこの車の一番下の床の部分の高さ。(走行時は)巻き上げが起きて、車の故障や最悪の場合エンジンの故障による停止ということも考えられるので、そういう高さがあるときには走行を控えてもらいたい。入ってしまったときは、まずは落ち着いてシートベルトを外す。ドアが開かないのであれば窓が開くかを確認する。冠水した道は濁っていて深さが分かりにくかったりするので、浅いと思って普通に走っていたけど実際は行ってみると深かったというケースも考えられるので気を付けていただきたい」

===ここからスタジオ===

冠水した道に入ってしまってドアも窓も開かない場合、どうしますか?
こちらはJAFが行った実験の映像です。
脱出用ハンマー、ヘッドレスト、袋に入れた小銭、スマホ、この中で窓を割ることができるものはどれでしょう?

…ということでJAFの実験では「脱出用ハンマー」で割ることができたということなんです。
こうしたガラスを割る道具も種類がいくつかあるようです。

もし冠水してドアが開かなくなっても決して諦めてはいけません。
先ほどVTRで体験しましたが車の外からの水圧でドアが開かなくなっているということで、JAFの担当者によると、車内の水位が外と同じになると開きやすくなるということなんです。
そのためにもまずは落ち着いて、シートベルトを外して、対応することが大切だということです。
ただ、一番は危険な雨が予想されているときには、冠水の恐れがあるところは極力通らないということが重要です。