「猛烈な暑さが被災者を苦しめる」 熊本地震 発災直後の現地は TSS記者が取材報告

8/4(火) 19:04

地震発生翌日から現地(熊本)で取材にあたった古賀記者に報告してもらいます。
よろしくお願いします。

【古賀記者】
よろしくお願いします。
私は地震発生翌日から4日間熊本県内に滞在し、最大震度7の揺れを観測した熊本県宇城市などに入りました。

連日のニュースでも報じられている通り、厳しい暑さが被災者をさらに苦しめ、ライフラインが復旧しない間は家のエアコンが使えないので、物が散乱した家の中の片付けも進まず車中泊をせざるを得ないという方を多く見掛けました。

熊本県内に大きな被害が広がった今回の地震、日奈久(ひなぐ)断層帯と呼ばれる活断層がずれ動いたことで発生したとみられています。

私も実際にこの活断層のエリアを現地で取材しましたが、ひどいところだと道路が1メートル近く陥没するなど広い範囲にわたって隆起や陥没、地割れといった地殻変動が起きていました。

当然その上にある住宅やインフラは甚大な被害を受けていて、現地に入ると怖さを感じました。

この日奈久断層帯の一部は、前回10年前の熊本地震のあとも地震を起こすエネルギーの「ひずみ」が地下にたまったままだとみられていました。

国の地震調査委員会は、日奈久断層帯のうち今回の震源地に近い部分については、今年1月の時点で地震の切迫度が最も高い「Sランク」の活断層と位置づけていて、30年以内の地震発生確率は0%から6%ほどと評価していました。

Q:広島県内の活断層はどのような状況なのでしょうか?

広島県内にもいくつもの活断層があるんですが、そのうちこちらの安芸灘断層帯については熊本の日奈久断層帯と同じ「Sランク」と評価されています。

30年以内の地震発生確率は0.1%から10%ということで、数値だけ見ると実際に発生した今回の熊本地震よりも発生確率の最大値は高く見積もられています。

(あくまでも確率ということですが、どうなるか分からない怖さがありますね。)

想定される地震の規模はマグニチュード7.2程度で実際に地震が発生すれば大きな被害は避けられません。

(日ごろから地震への備えをしておかないといけない感じます。)

また全国的に大きな被害が想定されている南海トラフ地震は、算出方法によって今後30年での発生確率が「60%から90%以上」との数値も出ています。
将来的に大地震は必ず来るという認識で、備えが必要になります。

Q:どのような備えが必要でしょうか?
私が印象的だったのは被災者の声として「10年前の熊本地震よりも暑さがある分、今回のほうがしんどい」という悲痛な叫びでした。

発災直後で停電が発生している中、暑さ対策としては車のエアコンが命をつなぐライフラインとして重宝されていました。
ただもちろん燃料には限りがありますので、ガソリンスタンドに長蛇の列ができている現状も各地で目にしました。
 

それですべてが対策できるわけではありませんが、例えば防災バッグの中に熱中症予防のグッズを足してみるなど、季節に応じて備えが十分かどうか定期的に見直してアップデートすることが重要だと感じました。

ここまで古賀記者とお伝えしました。