「障がいがあっても戦える」夢への挑戦を叶えた!野球を誰よりも愛する特別支援学校生徒の夏の物語 広島
7/9(木) 17:34
「特集」です。
「障がいがあっても戦える」。
夢への挑戦を叶えたのは一通の手紙でした。
野球を誰よりも愛する特別支援学校の生徒の夏の物語です。
「障がいがあっても戦える」。
夢への挑戦を叶えたのは一通の手紙でした。
野球を誰よりも愛する特別支援学校の生徒の夏の物語です。
1人の生徒が、熱い思いを胸に踏み出した大きな一歩は、大人たちの心を動かし、かけがえのない、『最初で最後の夏』へと繋がっていきました。
東広島市にある「黒瀬特別支援学校のみのお分校」に、去年8月に誕生した硬式野球部。
立ち上げたのは当時2年生の南昊雅さん。
この時の部員は、南さんただ1人…。
【南昊雅さん】
「黒特で(野球部を)作りたいと思ったのは、野球が好きになってほしいという気持ちもあるし、ぼくがただ単に野球が好きでやりたかっただけなんで」
小学校低学年の時「軽度の知的障がい」と診断された南さん。
「みんなができる事ができない」。
そんな悩みを抱えていた南さんを前向きな気持ちにしてくれたのが、野球との出会いでした。
【南昊雅さん】
「友達から『野球を一緒にしないか』と言われた。友達が『野球には障がいは関係ない』と言ってくれた」
「のみのお分校」に野球部はありませんでしたが、「野球がしたい!」。
南さんを突き動かしたのは熱い思いでした。
東広島市にある「黒瀬特別支援学校のみのお分校」に、去年8月に誕生した硬式野球部。
立ち上げたのは当時2年生の南昊雅さん。
この時の部員は、南さんただ1人…。
【南昊雅さん】
「黒特で(野球部を)作りたいと思ったのは、野球が好きになってほしいという気持ちもあるし、ぼくがただ単に野球が好きでやりたかっただけなんで」
小学校低学年の時「軽度の知的障がい」と診断された南さん。
「みんなができる事ができない」。
そんな悩みを抱えていた南さんを前向きな気持ちにしてくれたのが、野球との出会いでした。
【南昊雅さん】
「友達から『野球を一緒にしないか』と言われた。友達が『野球には障がいは関係ない』と言ってくれた」
「のみのお分校」に野球部はありませんでしたが、「野球がしたい!」。
南さんを突き動かしたのは熱い思いでした。
【南さんの手紙】
「障がいがあっても、みんなと同じように戦えるんだぞっというのを知ってもらいたいです」
思いをつづった手紙を校長先生に送り、野球部の立ち上げを直談判しました。
【黒瀬特別支援学校のみのお分校 佐伯昌史校長(当時)】
「非常に胸を揺さぶられましたね。高校野球をやりたい、硬式野球をやりたいと思う気持ちは、高校生も特別支援学校の生徒も同じだよなということを気づかせてもらった。熱い夏を経験させてあげたい」
南さんの思いに心を打たれた元高校球児の校長先生は、南さんの想いを実現するために奔走。
今年2月、中国地方の特別支援学校としては初めてとなる県高野連への加盟を果たし、公式戦への出場が可能となりました。
「障がいがあっても、みんなと同じように戦えるんだぞっというのを知ってもらいたいです」
思いをつづった手紙を校長先生に送り、野球部の立ち上げを直談判しました。
【黒瀬特別支援学校のみのお分校 佐伯昌史校長(当時)】
「非常に胸を揺さぶられましたね。高校野球をやりたい、硬式野球をやりたいと思う気持ちは、高校生も特別支援学校の生徒も同じだよなということを気づかせてもらった。熱い夏を経験させてあげたい」
南さんの思いに心を打たれた元高校球児の校長先生は、南さんの想いを実現するために奔走。
今年2月、中国地方の特別支援学校としては初めてとなる県高野連への加盟を果たし、公式戦への出場が可能となりました。
南さんの『頑張り』を一番近くで見てきた母・沙織さん。
南さんの成長を間近で見守ってきました。
【南さんの母 沙織さん】
「野球ができない、けどやりたいという思いをちゃんと行動に表してたなと思って。なにか自分の好きなことをしていきいき生きてほしいという思いがあるので、それは応援したい」
南さんの成長を間近で見守ってきました。
【南さんの母 沙織さん】
「野球ができない、けどやりたいという思いをちゃんと行動に表してたなと思って。なにか自分の好きなことをしていきいき生きてほしいという思いがあるので、それは応援したい」
新たな部員を勧誘するために自らチラシを制作。
そして、新たに仲間に加わったのが1年後輩の谷駿汰さん。
緊張したり不安が強くなったりすると声を出せなくなる「場面緘黙症」を抱えながらも挑戦することを決めました。
【谷駿汰さん】
Q:これまでに野球のチームに入ったことは?
谷さん:(首を横にふる)
Q:一大決心、やってみようと思ったんだ。
谷さん:(うなずく)
そして、新たに仲間に加わったのが1年後輩の谷駿汰さん。
緊張したり不安が強くなったりすると声を出せなくなる「場面緘黙症」を抱えながらも挑戦することを決めました。
【谷駿汰さん】
Q:これまでに野球のチームに入ったことは?
谷さん:(首を横にふる)
Q:一大決心、やってみようと思ったんだ。
谷さん:(うなずく)
2人で挑む「のみのお分校野球部」。
はじめての夏…。
そして南さんにとっては最後の夏が…。
いよいよ、幕を開けました。
2人は、部員が少ない県内4つの高校が集まった合同チーム「黒瀬連合」として出場。
試合前、緊張した様子も…
しかし、この日は朝から雨が降り続き…試合は、順延となりました。
【谷さん】
「きょうしたかったです。(ちょっと残念?)はい。(次に向けてはどんな気持ちですか?)1勝したいです」
【南さん】
「火曜日(2日後)に気持ちを切り替えて全力でやるだけです」
そして、2日後、ついに迎えた初戦―。
高野連への加盟を後押しした、創部当時の校長先生の姿もありました。
【黒瀬特別支援学校のみのお分校 佐伯昌史前校長】
「感無量ですね。この日のために一緒に南さんや谷さんとというのがあるんでね。本当にこの日が迎えられて夢のようです、うれしいです」
【南さんの母 沙織さん】
「めっちゃ胸がいっぱいです。いろんな方がつないできてくださった想いとか活動とかが、昊雅につながっているというのをすごい思えるので。すごい感謝ですし、それが昊雅がきょう出ることで、未来の野球をしたい子どもたちにつながっていったらうれしいです」
はじめての夏…。
そして南さんにとっては最後の夏が…。
いよいよ、幕を開けました。
2人は、部員が少ない県内4つの高校が集まった合同チーム「黒瀬連合」として出場。
試合前、緊張した様子も…
しかし、この日は朝から雨が降り続き…試合は、順延となりました。
【谷さん】
「きょうしたかったです。(ちょっと残念?)はい。(次に向けてはどんな気持ちですか?)1勝したいです」
【南さん】
「火曜日(2日後)に気持ちを切り替えて全力でやるだけです」
そして、2日後、ついに迎えた初戦―。
高野連への加盟を後押しした、創部当時の校長先生の姿もありました。
【黒瀬特別支援学校のみのお分校 佐伯昌史前校長】
「感無量ですね。この日のために一緒に南さんや谷さんとというのがあるんでね。本当にこの日が迎えられて夢のようです、うれしいです」
【南さんの母 沙織さん】
「めっちゃ胸がいっぱいです。いろんな方がつないできてくださった想いとか活動とかが、昊雅につながっているというのをすごい思えるので。すごい感謝ですし、それが昊雅がきょう出ることで、未来の野球をしたい子どもたちにつながっていったらうれしいです」
南さんは、2番ライトで先発出場。
初回の第1打席。
冷静に見極め、ストレートのフォアボールを選びます。
その後、満塁のチャンスを迎えるも…。
無得点に終わります。
すると、そのウラ。
いきなりの大量失点。
序盤から苦しい展開となります…。
8点差の3回、ランナーを1塁に置いて、南さんの第2打席。
絶妙なバントを決めランナーを進めます。
続くバッターがタイムリーを放ち、貴重な1点を挙げます。
初回の第1打席。
冷静に見極め、ストレートのフォアボールを選びます。
その後、満塁のチャンスを迎えるも…。
無得点に終わります。
すると、そのウラ。
いきなりの大量失点。
序盤から苦しい展開となります…。
8点差の3回、ランナーを1塁に置いて、南さんの第2打席。
絶妙なバントを決めランナーを進めます。
続くバッターがタイムリーを放ち、貴重な1点を挙げます。
しかし、その後点差を広げられ、迎えた、南さんの最後の打席。
谷さんもベンチから、その姿を見つめます。
南さんの『最初で最後の夏』は、5回コールド負け。
悔しさで涙があふれますが、後悔はありません。
【南昊雅さん】
「野球ができるというのは当たり前じゃないなみたいな。まわりの人が一生懸命動いてくれて環境もすごく整っているから、しっかり選手は野球ができるんだなということに気づかされて、そこからは感謝しながらやっていました。あの時に手紙を書こうとなっていなかったら、そもそも野球に関われていなかったし、それこそ本当に後悔が残っていたと思うんで、そこで勇気を一歩二歩踏み出して書けたのは本当によかったなと思います」
谷さんもベンチから、その姿を見つめます。
南さんの『最初で最後の夏』は、5回コールド負け。
悔しさで涙があふれますが、後悔はありません。
【南昊雅さん】
「野球ができるというのは当たり前じゃないなみたいな。まわりの人が一生懸命動いてくれて環境もすごく整っているから、しっかり選手は野球ができるんだなということに気づかされて、そこからは感謝しながらやっていました。あの時に手紙を書こうとなっていなかったら、そもそも野球に関われていなかったし、それこそ本当に後悔が残っていたと思うんで、そこで勇気を一歩二歩踏み出して書けたのは本当によかったなと思います」
一通の手紙に込めた南さんの願いは、チームメートや指導者、そして、家族。
たくさんの人の支えがあって、実現しました。
【南さんの母 沙織さん】
「いろんな関わってくれた方とのやり取りがすごいこの子の自信につながっていたと思うし、いいチームメートにも恵まれて楽しく野球できていたから本当にありがとうって…。一番今までで輝いていた気がします」
のみのお分校野球部。
この夏、広島の高校野球の歴史に、新たな1ページを刻みました。
たくさんの人の支えがあって、実現しました。
【南さんの母 沙織さん】
「いろんな関わってくれた方とのやり取りがすごいこの子の自信につながっていたと思うし、いいチームメートにも恵まれて楽しく野球できていたから本当にありがとうって…。一番今までで輝いていた気がします」
のみのお分校野球部。
この夏、広島の高校野球の歴史に、新たな1ページを刻みました。
