広島の住宅建設もピンチ!中東情勢の影響で石油由来製品の原料となる「ナフサ」が不足 納期は未定…

4/24(金) 18:33

「ココが気になる」24日は中東情勢が及ぼす広島の住宅への影響です。事態が長期化する中、石油由来製品の原料となる「ナフサ」の供給不足が深刻です。

馴染みはないと思いますが「ナフサ」とは石油製品のひとつで透明な液体です。
ナフサからポリエチレンといった「石油化学基礎製品」が作られ、その後、プラスチックや繊維、ゴム、塗料などあらゆるものに加工されることになりますこのナフサ不足の影響は広島県内にも広がっています。

海田町の工務店では先週から、「ナフサ」不足による影響で設備メーカーからユニットバスなどが新規の受注停止やすでに発注した商品の納期が未定となる知らせが次々と届き、頭を悩ませていました。

【SweetHomeウエカド 上角善之社長】
「お風呂の受注が止まったり納期回答が出ない。一番困っているのは断熱材。5月初めに建てる住宅のものは確保できたが、それ以降についてはまだわからない。それによって住宅が完成しないので引き渡しができず資金の回収ができない」

近年続いている資材価格の高騰に加え”ナフサショック”が追い打ちをかける中、住宅価格の値上げは避けられない状況だといいます。

【SweetHomeウエカド 上角善之社長】
「新築は工期が半年くらいかかりますが、その間に価格がどのように動くかわからないので、お客様には慎重にお話をしている。中小零細企業はどうすることもできないので、材料調達はいろいろなチャンネルを増やして確保できるものを確保していくしか今はない。あとは日本政府がコロナの時のように割安な貸し出しなどの手当てを早急に考えていただければと思っています」

【スタジオ】

経済産業省は原油や石油製品は代替での調達や備蓄石油の放出によって「日本全体として必要な量」を確保できているとしている一方、現場では不安定な状況が今も続いています。

県内のリフォーム会社からは、「水道工事で使う配管部材も入手が困難。
ユニットバスやトイレが入手できても工事そのものができるのか不透明」という声が聞かれました。

県内のほかの住宅メーカーは「断熱材は8月ごろから数10%上がると聞いている。住宅の本体価格にも反映させることになるだろう」としています。

また、注文住宅については「通常、およそ1年ほどかかるものがそれよりも延びる可能性がある」ということでした。

イラン情勢の影響が県内にも広がる中、一刻も早い事態の鎮静化が望まれています。