ついに開業!広島電鉄「循環線」 沿線住民や鉄道ファンの熱い思い「皆実町六丁目電停に興奮」

3/30(月) 19:45

この週末に開業した「循環線」の話題です。
待ちわびた住民そして、鉄道ファンが門出を祝いました。

「循環線、内回りです」
「お願いします…」

ついに開業…!広島電鉄にとって23年ぶりとなる新たな路線「循環線」
広電本社前を起点に「内回り」と「外回り」で市内中心部をグルグル回るこれまでにないまさに”ループライン”。電車の方向幕にも終点の駅名は表示されません。

そんな”新ルート”を象徴するのがこのヘッドマークのロゴ。
考えたのは普段は、電車の運行とは関係のない不動産部門で働く社員です。

【広島電鉄 不動産企画部・藤孝紘さん】
「シンプルベーシック案やそれを崩したバージョン、輪っかにしたバージョンみたいな大きく3パターンですかね」

自らが考えたデザインを基に去年秋ごろから若手を中心とした5人ほどのメンバーで検討を進めてきたという藤さん…

【広島電鉄 不動産企画部・藤孝紘さん】
「僕はこの中央のデザインが結構好きだった。緩い感じのちょっと美術館とかの雰囲気があるようなイメージだったが本当にこれだけを見たご年配や初めての方に伝わるかというところに疑問を持たれて消えていった」

「循環線を構成する21電停を21枚のはなびらに見立てて一つの輪を描くように配置したのが大きなポイント。中央にあしらったのは650形という電車で、今回循環線を主に走る電車がレトロな車両ということで、それを象徴するように…。親しみをもってこれを眺めていただけたらいいなというのが率直な思い」

開業初日、そのヘッドマークを付け、外回りの一番電車を担ったのは被爆電車の652号。新たにカーブが設けられた的場町電停へと向かいます。

住民の強い要望を受けて整備が進められてきた「循環線」。
開業まで1週間を切った今月22日。”最後のパーツ”として地元住民に手渡されたのは「レリーフタイル」です。

およそ30年前旧的場町電停に設置されていたレリーフで、一度は工事で取り外されましたが今回、新たに作られたレリーフとともに、再び、電停に設置されることになりました。

工事関係者と住民が力を合わせてホーム部の床にはめ込み…。

「エイ!エイ!エイ!」

最後の仕上げを行いました。

的場町電停の目の前で生まれ育った町内会長の可部典良さん…。

【的場町一丁目町内会・可部典良 会長】
「あっという間だったね、早いなと思って…。電停があるというのはそこで乗り降りする乗客がいる、それがやっぱり大事だと思う。それが(去年)8月3日からパタッととまったわけですから…、走っていた電車が走らなくなる。的場町の電停があったものが乗降客がいなくなるとか…人通りがずいぶん変わりましたよね」

そんな寂しさを感じていた可部さんや沿線住民…。
開業当日、再び一般客を乗せて走る電車の姿を見ると…。

【的場町一丁目町内会・可部典良 会長】
Q率直な思いは?
「感無量」
Q最高の幕開け
「ですね!。カープも勝ったし!」

住民から喜びの声があがる一方、訪れた鉄道ファンにもそれぞれの”興奮ポイント”が…。

【広島出身・関西から帰省した大学生】
「一番自分が興奮したのが皆実町6丁目の2回停車するところ。次の電停も同じ駅名というのが全く考えられないというか…」

また広電は「循環線」でレトロ電車の定期運行も計画していますが…。

【県内に住む大学生】
「期待しながら楽しみに待っている」
Q:こんな電車が走ってくれれば
「602号とかなかなか出てこないようなのが走ったら嬉しい」

新たな需要を掘り起こし”観光振興の起爆剤”に繋げられるか注目です!