【転出超過問題】「働きやすいと感じています」 若者の流出を止めるカギは? 広島のある企業の取り組み
2/3(火) 18:40
若者の人口流出を止めるカギを握るのが企業の取り組みになります。
選ばれる会社を目指した会社の挑戦に密着しました。
広島市南区に本社を置く中電工業。
建築工事や塗装工事、不動産賃貸などの事業を展開しています。
(中電工業 総務企画部・豊嶋沙也花さん)
「働く時間、働き方、全体的に働きやすいという印象です」
(中電工業 不動産事業部・川原蒼空さん)
「働きやすいと感じています。仕事ではきっちりしていますが、割と相談しやすい関係性が多い」
(中電工業不動産事業部・高元成二グループ長)
「働きやすいです。(会社の)各部門の垣根がとれているんじゃないかと思って」
社員はおよそ150人、自己都合による離職率は2022年から3年間で3%を下回り、さらに継続的に新入社員を採用しています。
選ばれる会社を目指した会社の挑戦に密着しました。
広島市南区に本社を置く中電工業。
建築工事や塗装工事、不動産賃貸などの事業を展開しています。
(中電工業 総務企画部・豊嶋沙也花さん)
「働く時間、働き方、全体的に働きやすいという印象です」
(中電工業 不動産事業部・川原蒼空さん)
「働きやすいと感じています。仕事ではきっちりしていますが、割と相談しやすい関係性が多い」
(中電工業不動産事業部・高元成二グループ長)
「働きやすいです。(会社の)各部門の垣根がとれているんじゃないかと思って」
社員はおよそ150人、自己都合による離職率は2022年から3年間で3%を下回り、さらに継続的に新入社員を採用しています。
(中電工業・石井浩一社長)
「ここ数年新しく入って来てくれた社員の離職は全くないです」
しかし、以前は雇用に関する課題を抱えていました。
(中電工業 出シタプロジェクト・宮田孝紀さん)
「昔はちょっと・・・古い形式の職場だったのかなと」
(豊嶋さん)
「(職場の)雰囲気も結構堅かったし雑談や笑い声もなくて」
(中電工業・牛尾哲也さん)
「THE昭和です」
これは、会社の将来に関わる、大きな問題でした。
(中電工業・石井浩一社長)
「建築と塗装を主ななりわいにしていましたが、両方ともなかなか(新入社員に)来てもらえない。非常に厳しい状況だった」
「ここ数年新しく入って来てくれた社員の離職は全くないです」
しかし、以前は雇用に関する課題を抱えていました。
(中電工業 出シタプロジェクト・宮田孝紀さん)
「昔はちょっと・・・古い形式の職場だったのかなと」
(豊嶋さん)
「(職場の)雰囲気も結構堅かったし雑談や笑い声もなくて」
(中電工業・牛尾哲也さん)
「THE昭和です」
これは、会社の将来に関わる、大きな問題でした。
(中電工業・石井浩一社長)
「建築と塗装を主ななりわいにしていましたが、両方ともなかなか(新入社員に)来てもらえない。非常に厳しい状況だった」
2021年、社長に就任した石井社長は、問題解決のために改革を始めました。
(中電工業・石井浩一社長)
「一人一人の持っているポテンシャルを十分に発揮しているかというとまだまだ余地があると思った。みんながチャレンジする場を提供したいと最初に思いました」
そこで始まったのが、3か月で達成可能な経営課題を社員が考え、実行する、名付けて「わくわく大作戦」。
プロジェクトごとに、部署や立場、性別、年齢を超えたチームが結成されました。
豊嶋さんは入社3年目にプロジェクトに参加しました。
(豊嶋さん)
「(当時)人材を採用することが困難だったのでリクルート関連のプロジェクトと会社の魅力が外部に発信できていなかったので、ユーチューブやインスタグラムを立ち上げるSNS発信などのプロジェクトに関わりました」
これまで誰もやったことない取り組みでした。
(豊嶋さん)
「自分たちで3カ月以内に取り組んでいくというので結構苦労したり部門横断のプロジェクトが初めてなので人間関係や伝え方で悩んだり」
(中電工業・石井浩一社長)
「一人一人の持っているポテンシャルを十分に発揮しているかというとまだまだ余地があると思った。みんながチャレンジする場を提供したいと最初に思いました」
そこで始まったのが、3か月で達成可能な経営課題を社員が考え、実行する、名付けて「わくわく大作戦」。
プロジェクトごとに、部署や立場、性別、年齢を超えたチームが結成されました。
豊嶋さんは入社3年目にプロジェクトに参加しました。
(豊嶋さん)
「(当時)人材を採用することが困難だったのでリクルート関連のプロジェクトと会社の魅力が外部に発信できていなかったので、ユーチューブやインスタグラムを立ち上げるSNS発信などのプロジェクトに関わりました」
これまで誰もやったことない取り組みでした。
(豊嶋さん)
「自分たちで3カ月以内に取り組んでいくというので結構苦労したり部門横断のプロジェクトが初めてなので人間関係や伝え方で悩んだり」
しかし、その経験が、自分を大きく成長させたと豊嶋さんは言います。
(豊嶋さん)
「ホームページを作ったり外部の人とタッグを組んで仕事をしたりするので、貴重な経験ができるのでスキルを伸ばしてそのスキルが今の仕事にも結びついている」
宮田さんは、会社のパンフレットをリニューアルするプロジェクトのリーダーを務めました。
(中電工業 出シタプロジェクト宮田孝紀さん)
「パンフレット自体が古かった。もうちょっとこういうパンフレットが出来たらという思いで福利厚生やこんな職場なんだとか、こんな仕事があることが分かればいいかなと思った」
何度も壁にぶつかりながら、プロジェクトは進んでいきました。
(中電工業出シタプロジェクト・宮田孝紀さん)
「何をしたらいいのか迷いながらもみんな頑張ってここまで来られたというのがあります。その経験があってだんだん社員同士の言いやすい関係だったりチームメンバーのきずなも結構深まったというのはありました」
時間が経つにつれ、「わくわく大作戦」は別の効果を生んでいました。
(豊嶋さん)
「ホームページを作ったり外部の人とタッグを組んで仕事をしたりするので、貴重な経験ができるのでスキルを伸ばしてそのスキルが今の仕事にも結びついている」
宮田さんは、会社のパンフレットをリニューアルするプロジェクトのリーダーを務めました。
(中電工業 出シタプロジェクト宮田孝紀さん)
「パンフレット自体が古かった。もうちょっとこういうパンフレットが出来たらという思いで福利厚生やこんな職場なんだとか、こんな仕事があることが分かればいいかなと思った」
何度も壁にぶつかりながら、プロジェクトは進んでいきました。
(中電工業出シタプロジェクト・宮田孝紀さん)
「何をしたらいいのか迷いながらもみんな頑張ってここまで来られたというのがあります。その経験があってだんだん社員同士の言いやすい関係だったりチームメンバーのきずなも結構深まったというのはありました」
時間が経つにつれ、「わくわく大作戦」は別の効果を生んでいました。
(中電工業不動産事業部・高元成二グループ長)
「(社員の)年代で仕事をしていたので若い人と一緒になって仕事をする機会はあまりなかった。私の方が若い人に引っ張ってもらっているような感じがします」
(豊嶋さん)
「雑談しやすい人が増えたりとか雑談が生まれやすいので、社内の雰囲気がずっと明るくなった」
プロジェクトが生み出した社員同士の連携をさらに促進させたのが、オフィスのリニューアルでした。
デザインは、社員の桐山さんが担当しました。
(中電工業 不動産事業部・桐山都貴子課長代理)
「自分の働きたい場所は色々な職種があるので、その職種の人たちが仕事をしやすい場所、もしくは気持ち的に色々な気持ちがあるのでそれに応じた場所で色々なブースをデザインした」
社員の席は、固定型からどこでも好きな席で仕事が出来るフリースアドレスに変更されました。
しかし、当時の社内には変化への抵抗感もあったと言います。
「(社員の)年代で仕事をしていたので若い人と一緒になって仕事をする機会はあまりなかった。私の方が若い人に引っ張ってもらっているような感じがします」
(豊嶋さん)
「雑談しやすい人が増えたりとか雑談が生まれやすいので、社内の雰囲気がずっと明るくなった」
プロジェクトが生み出した社員同士の連携をさらに促進させたのが、オフィスのリニューアルでした。
デザインは、社員の桐山さんが担当しました。
(中電工業 不動産事業部・桐山都貴子課長代理)
「自分の働きたい場所は色々な職種があるので、その職種の人たちが仕事をしやすい場所、もしくは気持ち的に色々な気持ちがあるのでそれに応じた場所で色々なブースをデザインした」
社員の席は、固定型からどこでも好きな席で仕事が出来るフリースアドレスに変更されました。
しかし、当時の社内には変化への抵抗感もあったと言います。
(中電工業 不動産事業部・桐山都貴子課長代理)
「俺の城という仕事の仕方をずっとしてきた年代の人にとってはなかなか抵抗がある事だったし、それに対して会社は変わっていこうとしている」
会社は様々な面で変わろうとしていました。
改革は、労働組合と経営者がタッグを組んで、働き方にも及びました。
(中電工業 当時の労働組合委員長・牛尾哲也さん)
「最終判断はこうやった方が働く人にとっていいという判断で、その方向性が(組合と)会社が同じ方向になった事だと思います」
お互いの要求や提案を受け入れながら、会社は変わっていきました。
(中電工業 当時の労働組合委員長・牛尾哲也さん)
「スーパーフレックス制の導入は組合からの要求で会社も了解として、(勤務時間の)時短は会社はからの提案です。(時短にしたら)残業が増えるなど色々な声があった。しかし、結果逆に残業時間が減ったのが実態です」
スタートして4年、戸惑いながらも社員たちは、多くのプロジェクトや改革を成功させていきました。
(中電工業・石井浩一社長)
「実は私が一番欲しかったのは(プロジェクトに)関わってくれた人たちの成長です。あるいはチャレンジすると、こういうものが出来るという成功体験」
Q:若い人たちは成長したいと思っている?
「私はそれを実感しています」
「俺の城という仕事の仕方をずっとしてきた年代の人にとってはなかなか抵抗がある事だったし、それに対して会社は変わっていこうとしている」
会社は様々な面で変わろうとしていました。
改革は、労働組合と経営者がタッグを組んで、働き方にも及びました。
(中電工業 当時の労働組合委員長・牛尾哲也さん)
「最終判断はこうやった方が働く人にとっていいという判断で、その方向性が(組合と)会社が同じ方向になった事だと思います」
お互いの要求や提案を受け入れながら、会社は変わっていきました。
(中電工業 当時の労働組合委員長・牛尾哲也さん)
「スーパーフレックス制の導入は組合からの要求で会社も了解として、(勤務時間の)時短は会社はからの提案です。(時短にしたら)残業が増えるなど色々な声があった。しかし、結果逆に残業時間が減ったのが実態です」
スタートして4年、戸惑いながらも社員たちは、多くのプロジェクトや改革を成功させていきました。
(中電工業・石井浩一社長)
「実は私が一番欲しかったのは(プロジェクトに)関わってくれた人たちの成長です。あるいはチャレンジすると、こういうものが出来るという成功体験」
Q:若い人たちは成長したいと思っている?
「私はそれを実感しています」
そして、会社は去年から地域への貢献事業を始めました。
(中電工業 出汐開発プロジェクト担当・加藤昭彦取締役)
「元々あった本社が解体されて更地になったので、最初は駐車場を作ろうという話からスタートしたのですが、何かトライアルでやってみたいという声がボトムアップで社員から上がってそれを実現しました」
地域の人たちが集まれる広場「ヤマヤマミタ」。
広場の運営は、様々な部署から集まったプロジェクトメンバーが行っています。
企業の社会貢献度は、現代では就職時の会社選びの基準のひとつになっています。
(中電工業 出汐開発プロジェクト長・加藤昭彦取締役)
「実際来年4月に入ってくれる女性の新入社員がヤマヤマミタの取り組みを見てこういうことをやっている会社に入りたいと応募して頂きました」
止まらない若者の流出と関東への一極集中。
今、企業の果たす役割とは、何なのでしょうか?
(中電工業・石井浩一社長)
「みんなが自分の思いで自分のやりたいことを会社という場を使って実現していく。東京でなくてもここで色々なことが出来る。広島の企業でも十分あなたの力が欲しいし、そういう場をしっかり提供していくことを我々(企業経営者)はやっていかなければいけない」
(中電工業 出汐開発プロジェクト担当・加藤昭彦取締役)
「元々あった本社が解体されて更地になったので、最初は駐車場を作ろうという話からスタートしたのですが、何かトライアルでやってみたいという声がボトムアップで社員から上がってそれを実現しました」
地域の人たちが集まれる広場「ヤマヤマミタ」。
広場の運営は、様々な部署から集まったプロジェクトメンバーが行っています。
企業の社会貢献度は、現代では就職時の会社選びの基準のひとつになっています。
(中電工業 出汐開発プロジェクト長・加藤昭彦取締役)
「実際来年4月に入ってくれる女性の新入社員がヤマヤマミタの取り組みを見てこういうことをやっている会社に入りたいと応募して頂きました」
止まらない若者の流出と関東への一極集中。
今、企業の果たす役割とは、何なのでしょうか?
(中電工業・石井浩一社長)
「みんなが自分の思いで自分のやりたいことを会社という場を使って実現していく。東京でなくてもここで色々なことが出来る。広島の企業でも十分あなたの力が欲しいし、そういう場をしっかり提供していくことを我々(企業経営者)はやっていかなければいけない」
