【転出超過】 20代前半に転出集中 「雇用水準を東京並みにあげてZ世代の心をつかめ」 専門家が指摘 

2/3(火) 18:36

広島県がワーストだったことに対し、人口推移の専門家は去年1月から11月のデータを分析し、次のような問題点を指摘します。

ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャーの天野馨南子さん。
去年、広島市内で開催されたセミナーでも、人口転出について問題点を指摘しました。
流失に歯止めがかからない広島県の人口移動の特徴を、専門家はこのように分析しています。

(ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん)
「20代人口が非常に多い県の中ではトップの減り方、女性に関しては赤ちゃんの所の15人の転入超過を除いては全ての年代で転出超過になっています。男性に関しても5歳以上の所から50代前半まで全ての年代で転出超過になっているので、若者働き盛りの世代が広島から流出超過になる非常に厳しい状況です」

さらに、転出者を年齢別に見てみると。

(ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん)
「20歳から24歳が圧倒的に減っている。男性は52%が20代前半に集中している。女性に関してはさらに角度がついて57%が20代前半に集中している」

人口の流出が、20代前半に集中するのは何故なのでしょうか?

(ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん)
「ほぼ22歳の人が占めていてその次に23歳・20歳の人という状況ですが、就職による。住民票の移動です」

就職による人口の流出を止めるためには、企業の役割が大きいと専門家は指摘します。

(ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん)
「雇用でとられたのであれば雇用の水準を東京並みに社員の扱いや教育の水準を持っていかない限り(地方の)少子化も東京一極集中も変わらない。地方企業からすると想像を絶する努力が東京圏で起こっている。広島県の社会減(転出超過)を止めるためには、雇用でZ世代の心をつかむことが最優先策」

《スタジオ》
この状態が続くと気になるのは今後の生活にどう影響するか、ですが、
20代の転出超過が続くため将来についてこのような指摘をしています。

20代前半人口の9割以上が未婚者です。
ここが減少すると広島県の婚姻減に直結します。
そして、婚姻減は出生減に直結します。

労働人口の減少だけでなく、将来的には広島の人口減少が加速することに繋がります。
少子化という点でも今回の「転出超過」は重要な問題となっていきそうです