成年後見人としての管理財産400万円を横領した罪 弁護士が起訴内容認める 保険金1400万円も 広島

12/26(金) 18:57

成年後見人として管理していた女性の財産を横領した罪などに問われている広島市の弁護士の男の初公判で、男は起訴内容を認めました。

起訴状などによりますと、広島市中区の弁護士、久行康夫被告(67)は、2018年、成年後見人を務めた30代の女性の貯金口座から400万円を横領。また、去年7月には、交通事故に遭った70代の男性から弁護士として預かっていた保険金の一部1400万円あまりを横領した罪に問われています。

26日の初公判で久行被告は起訴内容を認めました。

検察側は、久行被告は2013年以降、法律事務所の売り上げが下がる一方、接待交際費は減らさずに毎年700万円以上を支払っていたほか、知人らの生活支援のため1億円以上の現金を振り込むなどしていて、弁護士業務の収入では足りず金銭を必要とする状況にあったことを明らかにしました。

一方の弁護側は、量刑を争う方針です。
次回の裁判では、別の横領の罪について審理が行われます。