江田島で住民がボランティアドライバー 『助け合い交通』の実証実験 頼みやすい仕組み求められる 広島
12/17(水) 19:02
ツイセキです。高齢化が進む地域で試す住民同士の助け合い交通を取材しました。
「おはようございます~」
【80代の住民】
「(撮影があるから)口紅塗りに帰るっていうけえ…」
「ハハハ…着物来てくれば良かったね」
Q:きょうは楽しみ?
「楽しみです!」
上機嫌な様子で歩き出した80代の住民。
【80代の住民】
Q:外に出るのはなかなか大変?
「体も弱って外になかなか…家の中だけで…」
かつては車を運転していましたが、80歳を機に免許を返納。
いまは外出する機会も減ったといいますが、この日、2人を迎えに来たのは近所の住民がボランティアでドライバーを担う車です。
【80代の住民】
「(撮影があるから)口紅塗りに帰るっていうけえ…」
「ハハハ…着物来てくれば良かったね」
Q:きょうは楽しみ?
「楽しみです!」
上機嫌な様子で歩き出した80代の住民。
【80代の住民】
Q:外に出るのはなかなか大変?
「体も弱って外になかなか…家の中だけで…」
かつては車を運転していましたが、80歳を機に免許を返納。
いまは外出する機会も減ったといいますが、この日、2人を迎えに来たのは近所の住民がボランティアでドライバーを担う車です。
人口減少・少子高齢化の課題と向き合う江田島市。
特に沖美町の「沖地区」は65歳以上の高齢化率52.5%と高い上、勾配が急な坂の上に建つ家が多く道幅も狭いことから高齢者の生活・移動には様々な“高いハードル”があります。
特に沖美町の「沖地区」は65歳以上の高齢化率52.5%と高い上、勾配が急な坂の上に建つ家が多く道幅も狭いことから高齢者の生活・移動には様々な“高いハードル”があります。
そこで江田島市は国の補助金を活用し、公共交通でカバーできない移動を近所の住民同士が助け合う「助け合い交通」の実証実験を始めました。
この地区の住民が電話かLINEで予約すると登録した住民ドライバーがマイカーで最寄りのバス停や病院、郵便局など地区内どこにでも送ってくれる仕組みです。
この日、住民2人は、商業施設までの道のりを住民の車と乗り合いバスを乗り継ぎ、往復する体験をしました。
この地区の住民が電話かLINEで予約すると登録した住民ドライバーがマイカーで最寄りのバス停や病院、郵便局など地区内どこにでも送ってくれる仕組みです。
この日、住民2人は、商業施設までの道のりを住民の車と乗り合いバスを乗り継ぎ、往復する体験をしました。
【80代の住民】
「お金出してでもこういうのを、私たちは利用させてもらいたい」
「タダということは、お互いが気を使うから300円でも500円でも1000円でも…」
「お金出してでもこういうのを、私たちは利用させてもらいたい」
「タダということは、お互いが気を使うから300円でも500円でも1000円でも…」
【同じ地区に住む70代住民・ボランティアドライバー】
「1000円は高い、高い!」
「今度、自分がいつ免許返納しようかなという年代に来ているし、そうなったときに(助け合い交通が)あれば嬉しいなと」
Q:どんな未来を想像している?
「沖美町の未来は暗いですね」
Q:でも少しでも明るくしたい?
「そうですね」
「1000円は高い、高い!」
「今度、自分がいつ免許返納しようかなという年代に来ているし、そうなったときに(助け合い交通が)あれば嬉しいなと」
Q:どんな未来を想像している?
「沖美町の未来は暗いですね」
Q:でも少しでも明るくしたい?
「そうですね」
実証実験は、来年1月末まで行いますが現時点で課題も見えているといいます。
【事業を支援している「フウド」為政伸彦さん】
「(今回は)ドライバーには(運賃など)何もお出しできない。本当にボランティア。自分が思っていた以上に気兼ねというか遠慮される方が、すごい多いということに改めて気づいて、100円とか実費相当とかでもいいので、そういった形で仕組み化すると、より頼む方も頼みやすくなるんじゃないかなと思っている」
【事業を支援している「フウド」為政伸彦さん】
「(今回は)ドライバーには(運賃など)何もお出しできない。本当にボランティア。自分が思っていた以上に気兼ねというか遠慮される方が、すごい多いということに改めて気づいて、100円とか実費相当とかでもいいので、そういった形で仕組み化すると、より頼む方も頼みやすくなるんじゃないかなと思っている」
【江田島市企画振興課・新家和毅さん】
「江田島市内に一番適した形が助け合い交通のような形ではないのかなということで、今回実証実験をやってみて、結果をみながら、今後もエリアを広げるとか考えていきたい」
≪スタジオ≫
運賃なども含めた、この仕組みづくりというところが大切になってきます。下蒲刈島では、すでに運賃を伴うマイカーを活用した公共ライドシェアの実証実験が行われているということで、県内全体で、こうした取り組みが広がっていくことになります。
「江田島市内に一番適した形が助け合い交通のような形ではないのかなということで、今回実証実験をやってみて、結果をみながら、今後もエリアを広げるとか考えていきたい」
≪スタジオ≫
運賃なども含めた、この仕組みづくりというところが大切になってきます。下蒲刈島では、すでに運賃を伴うマイカーを活用した公共ライドシェアの実証実験が行われているということで、県内全体で、こうした取り組みが広がっていくことになります。
