【広島あの日のきょう】広島城しゃちほこ修復工事(2001年)芸予地震で破損 いぶし銀の輝き蘇る

11/27(木) 17:51

「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。

今から24年前の2001年11月27日、この年の3月に起きた芸予地震で破損した広島城のしゃちほこの修復工事が行われました。

2001年3月24日、広島を襲った芸予地震。

【関西テレビ記者】
「私は今、広島城上空に来ています。ご覧いただけますでしょうか。お城のしゃちほこのしっぽの部分が折れています。そして屋根瓦の一部が滑り落ちたような跡もあります」

芸予地震で天守閣の瓦が落ち、9月から修復工事が始まっていました。
この日、据え付けられたしゃちほこは雄雌一対で、高さ1.45メートル、幅0.9メートルと、中国地方で最も大きなものです。

91年に台風19号で破損して取り替えて以来、3代目のしゃちほことなりました。
7つの部分に分けたしゃちほこを、高さ39メートルの天守閣にクレーンで吊り上げて固定させました。

いぶし銀に輝くしゃちほこがよみがえった広島城ですが、戦後の再建から67年が経過し、耐震基準を満たしていないことから来年3月22日に閉城することが決まっています。