一票の格差3.13倍 広島高裁は「違憲状態」判決 7月の参院選「選挙無効」の訴えは退ける
11/25(火) 18:32
今年7月に行われた参議院議員選挙の、いわゆる「1票の格差」をめぐり弁護士グループが広島・山口の選挙区の選挙無効を訴えていた裁判で広島高裁は「違憲状態」とする判決を出しました。
この裁判は1票の格差が最大3.13倍だった今年7月の参院選の議員定数は人口に比例して配分されておらず、選挙権の平等に反し憲法違反だとして、弁護士グループが広島・山口の選挙区の選挙無効を求めているものです。
25日の判決で広島高裁は「違憲の問題が生ずる程度の著しい違憲状態にあった」と判断した一方で、「憲法に違反するに至っていたということはできない」として、選挙無効の訴えを棄却しました。
【原告・升永英俊弁護士】
「本件選挙は違憲状態である。正当な選挙で当選していない国会議員がいる」
「1票の格差」を巡っては全国で訴訟を起こした16件の判決が出そろい、11件が「違憲状態」5件が「合憲」と判断されました。
この裁判は1票の格差が最大3.13倍だった今年7月の参院選の議員定数は人口に比例して配分されておらず、選挙権の平等に反し憲法違反だとして、弁護士グループが広島・山口の選挙区の選挙無効を求めているものです。
25日の判決で広島高裁は「違憲の問題が生ずる程度の著しい違憲状態にあった」と判断した一方で、「憲法に違反するに至っていたということはできない」として、選挙無効の訴えを棄却しました。
【原告・升永英俊弁護士】
「本件選挙は違憲状態である。正当な選挙で当選していない国会議員がいる」
「1票の格差」を巡っては全国で訴訟を起こした16件の判決が出そろい、11件が「違憲状態」5件が「合憲」と判断されました。
