10年間無償修理「給湯器に保証つけませんか」うその話で高齢者から現金騙し取った疑い 男を再逮捕・広島

11/4(火) 13:30

「自宅の給湯器にメーカー保証をつけませんか」などとうその話を持ちかけ、広島市と府中町の高齢女性から現金をだまし取ったとして、自称・会社役員の男(33)が再逮捕されました。

警察によりますと、広島市南区の自称・会社役員 長尾崇義 容疑者(33)は、今年6月に、府中町の女性(75)の自宅と、7月には広島市東区の女性(71)の自宅を訪れ、「給湯器にメーカー保証をつけませんか」「保証をつければ今後10年間は故障しても無償修理を受けることができます」

などと、うそを言い、2人の女性から約3万円から4万2000円をだましとった疑いがもたれています。

長尾容疑者は、前の勤務先で、2人の女性宅の給湯器の設置工事を担当していましたが、うその保証話を持ちかけた時には、すでにその会社を退職していたということです。

警察の調べに対し長尾容疑者は、「詐欺をしたのではなく仕事としてやったことです」と、容疑を否認しています。

長尾容疑者は、今年8月、広島市東区の男性(83)の自宅を訪問し、「給湯器のローンの支払いが終わっていない」などとうそを言って現金9万2000円をだまし取ったとして、すでに逮捕されています。

警察は、長尾容疑者が給湯器の保証や支払いに関して、うその話を持ちかけては現金をだまし取る詐欺を繰り返していた可能性があるとみて余罪を調べています。