広島 冬の里の味覚「広島菜漬け」初漬け式 将来の担い手不足を感じつつも…若い世代が奮闘

10/30(木) 17:40

県内では、広島名物で冬の味覚、広島菜の出荷が本格的に始まるのを前に、今年の豊作と加工作業の安全を祈願する初漬け式が行われました。

積み上げられたのは、丸々と育った広島菜、およそ2.5トン。

「エイ!エイ!エイ!」

広島菜の生産地、広島市安佐南区川内の加工施設では生産者などが集まり、収穫や製造の安全を祈願しました。

今年は天候に恵まれ、例年よりやや多い約900トンの出荷が見込まれています。

およそ130年前に栽培が始まったと言われる広島菜ですが、若い担い手が不足している現状に不安を感じる生産者も…

【広島菜生産者・上村隆介さん】
「僕らの代で広島菜が終わってしまうのが怖い。自分たちが伝承できるようにしっかりとがんばっている」

広島の伝統を絶やさぬように。
川内地区の若者たちが広島菜の生産に情熱を注いでいます。