【続報】ベトナム人女性殺害事件で容疑者逮捕 広島県警捜査本部が会見 5月の傷害事件との関連も捜査

10/25(土) 16:36

今月15日、広島市西区の集合住宅でベトナム人女性が殺害された事件で、県警の捜査本部はきょう、佐伯区に住むベトナム人の技能実習生の女を強盗殺人などの疑いで逮捕しました。

【県警本部・若林栄児刑事部長】
「広島市西区における女性被害殺人事件捜査本部は本日、被疑者を住居侵入・強盗殺人の容疑で通常逮捕しました」

強盗殺人と住居侵入の疑いで逮捕されたのは、広島市佐伯区に住むベトナム国籍の技能実習生、ディン・ティ・フォン容疑者(32)です。

警察によりますと、ディン容疑者は今月15日、広島市西区中広町の集合住宅の一室に金品を奪う目的で侵入。午前9時ごろから午後6時半までの間に、この部屋に住むベトナム国籍のグエン・トゥイ・ガーさんの頭や顔面を何らかの硬いもので複数回殴り殺害した後、室内を物色した疑いがもたれています。

現場での鑑識活動や、周辺の防犯カメラの解析などでディン容疑者が浮上。けさ、捜査員がディン容疑者の自宅を訪ね、逮捕しました。

警察は、捜査に支障があるとしてディン容疑者の認否を明らかにしていません。

被害者のグエンさんは、今年5月末に自宅周辺で見知らぬ女から暴力をうけけがをしたとして、警察が傷害事件として捜査していたということです。

警察は、この事件がディン容疑者と関連があるか調べるとともに、被害者と面識があったかや動機などについて詳しく捜査する方針です。