いまからおよそ１か月前。

（会場アナウンス）
「それではメンバーに登場いただきましょう」

誕生したのは、ドラゴンフライズの新たなパフォーマンスチーム。
半数以上がチア未経験ですが、個性豊かな１０人が集まりました。
中には、看護師だったメンバーも。

【ＮＡＮＡＫＡさん】
「みなさん、初めまして。ＮＡＮＡＫＡです。私は２年前にＦＬＹＧＩＲＬＳ（当時のチアチーム）のパフォーマンスを見てドラフラブースターになりました」

友人に誘われて試合を観に行ったのがきっかけです。

【ＮＡＮＡＫＡさん】
「自分の笑顔と明るさを絶対忘れずに皆さんが元気とか勇気をもらえるパフォーマンスをできるようにこれからみんなで練習頑張っていきたい」。

レッスンはすでに、始動していました。

【ＳＡＹＡＫＡ先生】
「合格おめでとうございます。厳しいかもしれんけど、みんなのためやけん。信頼して一緒にやっていってもらったらうれしい。頑張りましょう」

まずは、基本の立ち方。

【ＳＡＹＡＫＡ先生】
「オーラってここから出てくる。胸を開く、そしたら華やかにみえる。インタビューとかを受けるときもこの姿勢でお答えできるように」

続いて、ポンポンの振り方。
遠くの観客席にも届けられるよう、大きく動かすのがポイントです。

【ＮＡＮＡＫＡさん】
「私も観客でまねして踊っていた」
Ｑ：やっていた？
「はい。看護師もすごくいい経験だったが、”第２の人生はチア”で全力を注いで頑張りたい」

活動の舞台は変わっても、“人を元気にしたい”という思いは変わりません。
レッスン終了後、外に集まるメンバーたち。

【リーダー・ＭＩＫＩさん】
「水曜だったらちなみに何時からみんないける？」
「何時でも大丈夫」

自分たちでスタジオを借りて、練習する日も。

【リーダー・ＭＩＫＩさん】
「週に２回のレッスンでは細かいところができなくて。できるだけ多くのメンバーが集まれる日に日程を調整して自主練習をするように心がけている」

チア経験豊富なリーダー・ＭＩＫＩさんの指導のもと、細かい動きを合わせていきます。

【リーダー・ＭＩＫＩさん】
Ｑ：みんなで練習する必要がある？
「誰かだけができているだけではもうだめなので、みんなで一つになってパフォーマンスできるように一緒に練習している」

【ＮＡＮＡＫＡさん】
「きのうテストがあって、きょうか来週には配置というか立ち位置が決まるのかな？」

立ち位置は、この日に発表されました。

【ＳＡＹＡＫＡ先生】
「まず最初にオープニングの構成を進めたいので…ＲＩＫＯちゃん…」

メンバーそれぞれに輝くポジションが与えられていく中…。

【ＳＡＹＡＫＡ先生】
「ＮＡＮＡＫＡちゃん、センター入ってきて、真ん中」

【ＮＡＮＡＫＡさん】
Ｑ：（一部）最前列のセンター？
「そう。すごくドキドキ…先生の選んでくれた期待とかを裏切らないようにもっと力を入れて練習をさらに頑張りたい」

本番まで１週間。
練習ノートを片手に繰り返し復習をしていました。

【ＮＡＮＡＫＡさん】
Ｑ：本番自信はある？
「自信はあります。楽しむことが一番だと思うので、緊張もしながらも自分らしく踊りたいと思います」

そして迎えたプレシーズンマッチ。

【岡野キャスター】
「チームの仕上がり具合を確かめる大事な一戦なんですが、その試合を盛り上げる彼女たちにも熱い視線が注がれています」

ＮＡＮＡＫＡさんの友人ももちろん、駆けつけました。

（場内アナウンス）
「広島ドラゴンフライズ専属パフォーマンスチーム、Ｄ＊Ｆｌａｒｅのパフォーマンスです」

【ＮＡＮＡＫＡさんの友人】
「よかったです。ニコニコ笑顔で頑張っていました」

【ＮＡＮＡＫＡさん】
「無事に終えた。笑顔で踊れたのは満足」
Ｑ：点数をつけるなら？
「初めての本番にしては１００点だったかなって」

《スタジオ》
レッスン開始からわずか１カ月。
堂々のパフォーマンスでした。

【コメンテーター：元カープ・山内泰幸さん】
「堂々のパフォーマンスでした。彼女の笑顔を見てると本当にこちらも笑顔になります。素晴らしい演技だったと思います」