広島県議会9月定例会が開会 77億円の補正予算案 トランプ関税で影響受けた事業者支援など

9/12(金) 17:18

県議会9月定例会が12日開会し、アメリカの関税措置の影響を受けた県内の事業者への支援などを盛り込んだ一般会計でおよそ77億円の補正予算案などが、提案されました。

【湯崎知事】
「米国関税措置や物価高による影響への対応、「安心・誇り・挑戦ひろしまビジョン」に掲げる、それぞれの欲張りなライフスタイルの実現に向けた取組などに、時機を逃さず対応するための経費について予算を計上しております」

湯崎知事にとって最後の定例会となる県議会9月定例会には、一般会計でおよそ76億9400万円の補正予算案が提案されました。

このうち、関税の影響を受ける事業者の海外への販路拡大や設備投資への支援に4億円が盛り込まれています。

県議会9月定例会は今月30日まで開かれます。

一方、11月の知事選を巡り、11日、無所属・新人で元副知事の横田美香氏から支援要請を受けた、県議会第2会派の民主県政会は総会を開き対応を協議ました。

【民主県政会・東保幸会長】
「色んな意見はあるが、会派としては一致して応援をする」
Q:横田氏支援の理由について 
「県政の継承ということが基本だろうなと。ぜひ継承をしてもらえる人をと期待しています」

会派として支援する方針を固め、今後、各議員が所属する立憲民主党・広島県連や国民民主党・広島県連、連合広島などの支援を取り付けるかどうか、検討するとしています。

県議会ではすでに最大会派の自民議連が11日、横田氏の支援を決めていて、公明党議員団も前向きに検討しているため、主要3会派が横田氏を支援する方針が固まりました。

一方、共産党県委員会は候補者の擁立に向け準備を進めています。