広島土砂災害を教訓に 安佐南区の広域避難路の歩道部分が開通 市民は「安心 かなり避難しやすい」

9/12(金) 19:04

2014年に発生した広島土砂災害を受け広島市安佐南区の被災地に作られた広域避難路の歩道部分の供用が12日から始まりました。

【向井記者】
「住宅がひろがる八木地区・緑井地区です。きょうから歩行者もあちらから国道までJRなどをわたることなく通ることができるということで、かなりの時間短縮が期待できそうです」

広島市安佐南区の八木・緑井地区にできた「川の内線」と呼ばれるこの道路は災害が発生したときの広域避難路として作られたものです。

今年4月には車道部分が開通していて、12日から280mある歩道部分も利用できます。

また高架橋とつながる階段も一部完成したということです。

【住民は】
「買い物に行ったり避難したりするのも便利がいい」
「安心。かなり避難しやすくなった」

【安佐南区地域整備課・上川昌裕 復興工務担当課長】
「国道54号方面へのアクセスが向上した。万が一の災害においても広域避難路としても使ってもらいたい」

来年度中にはエレベーターも整備されるということです。