被爆者の平均年齢86歳を超える 全国で初めて1万人を下回る 被爆体験の継承が課題

7/1(火) 17:28

広島や長崎で被爆し、「被爆者健康手帳」を持つ人は、今年3月末の時点で去年よりおよそ7700人減少し、平均年齢は86歳を超えました。

厚生労働省によりますと、今年3月末時点で「被爆者健康手帳」を持つ被爆者は全国で9万9130人となり、前の年より7695人減少。初めて10万人を下回りました。

また、被爆者の平均年齢は去年より0.55歳上がり、86.13歳となりました。
被爆者の高齢化と減少が進む中、「被爆の実相」をどう後世に伝えていくのか…大きな課題となっています。