「パグウォッシュ会議世界大会」20年ぶりに広島で開催 核兵器廃絶などを議論 今年11月に国際会議場で

6/27(金) 19:04

核兵器廃絶に向けて議論する「パグウォッシュ会議」の概要が発表され、被爆者らが広島で開催されることへの思いを語りました。

27日の記者会見には会議に出席するカレン・ホールバーグ事務総長や被爆者の小倉桂子さんなどが参加しました。

「パグウォッシュ会議」は世界の科学者たちが集まって核兵器廃絶と平和について協議するもので、広島での開催は20年ぶりとなります。

会議では核軍縮・不拡散についての議論や、被爆者と市民との公開対話セッションが予定されています。

27日の会見でホールバーグ事務総長は不安定な世界情勢の危機感に触れたうえで、広島で開催されることの重要性を訴え、被爆者代表として出席する小倉桂子さんは、平和に向けた議論が行われることに期待感を示しました。

【被爆者・小倉桂子さん】
「私たちに一番大切なのは対話だと思います。微力ながらもお手伝いさせていただけることをとても光栄に思います。ありがとうございます」

「パグウォッシュ会議」は11月1日から5日まで広島国際会議場で行われます。