旅するチョウ「アサギマダラ」で地域盛り上げ 住民がチョウの好むフジバカマを植え付け 広島・呉市 

5/15(木) 11:55

旅する蝶とも呼ばれる『アサギマダラ』をきっかけに地域を盛り上げようと、呉市・吉浦地区の住民が蝶が好む『フジバカマ』の苗植えを行いました。

呉市の狩留賀海浜公園に植えられたのは、秋に花をつける『フジバカマ』の苗です。
この場所には元々遊具などがありましたが、2018年に起きた西日本豪雨で土砂崩れの被害が発生。

その後、復興と地域の活性化を目指す吉浦地区の住民や女性会が中心となってフジバカマの苗を植えています。
フジバカマの花の蜜は「旅する蝶」として知られる『アサギマダラ』の好物で、去年、花が咲いた際は17匹ほどのアサギマダラが飛来したということです。

【吉浦女性会・宇都宮利恵会長】
「大きく育ったらいいなと。白い花が咲いてアサギマダラが来たら、人々が集まって吉浦の街が盛んになってくれればいいと思っている」

フジバカマは10月ごろに花をつけるため、アサギマダラの飛来に期待が高まります。