【広島あの日のきょう】宮島の「御烏喰式」撮影に成功(1992年)カラスに感謝する神秘的な神事
5/15(木) 18:45
テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返る「あの日のきょうにずきゅん」。
33年前の1992年5月15日、戦国大名・毛利元就の時代から続く宮島の神事「御烏喰式(おとぐいしき)」の撮影がTSSに許可され、神秘的なシーンの撮影に成功しました。
33年前の1992年5月15日、戦国大名・毛利元就の時代から続く宮島の神事「御烏喰式(おとぐいしき)」の撮影がTSSに許可され、神秘的なシーンの撮影に成功しました。
この「御烏喰式」は厳島神社の神様が鎮座する場所を探して島廻りをした時先導をしたカラスに感謝するという神事です。
神事は、宮島の浦々の神社を船で参拝する「御島まわり」の中で行われます。
神官や氏子の乗った船は宮島を右廻りに廻っていき、神事の行われる養父崎浦(やぶさきうら)の海上に着くと、神官の演奏する雅楽の中、6個の団子が海上に浮かべられます。
神事は、宮島の浦々の神社を船で参拝する「御島まわり」の中で行われます。
神官や氏子の乗った船は宮島を右廻りに廻っていき、神事の行われる養父崎浦(やぶさきうら)の海上に着くと、神官の演奏する雅楽の中、6個の団子が海上に浮かべられます。
氏子らの見守る中、森から2羽のカラスが現われ、それぞれ海上のダンゴをくわえ森に持っていきます。
これを3度繰り返し、神事は無事終了。
この神秘的な光景に、氏子らからは歓声が上がりました。
この「御烏喰式」は、500年前の文献にも登場していて、毛利元就が盛んに行ったといわれています。
これを3度繰り返し、神事は無事終了。
この神秘的な光景に、氏子らからは歓声が上がりました。
この「御烏喰式」は、500年前の文献にも登場していて、毛利元就が盛んに行ったといわれています。