「汚染源の原因究明を」産廃最終処分場めぐり市長が県に要望書 広島・三原市 竹原市

5/8(木) 15:55

三原市の産業廃棄物最終処分場をめぐり、地元の市長らが汚染源の原因究明を求める要望書を県に提出しました。

知事あての要望書を提出したのは、三原市の岡田吉弘市長と隣接する竹原市の新谷昭夫副市長です。

三原市本郷町にある産業廃棄物最終処分場では県の水質検査で基準値の7.5倍にあたる有機物の汚染が確認され、県は去年11月、産業廃棄物の搬入や埋め立てを中止するよう業者に警告。その後、汚染源が確認できなかったとしながらも水質が基準値を下回ったことなどから、県は先月25日、再開を認める決定を出していました。

これを受け、要望書では、原因究明の徹底などを強く求めています。

【三原市・岡田市長】
「原因が突き止められずに再開すれば同じようなことが起きると考えるのは一般的な感覚だと思う。(住民の)不安は非常に大きなものとなっている」

先月までの行政指導を踏まえ、県は浸透水検査の頻度を高めるなど対策を強化する方針です。