【広島あの日のきょう】広島中央警察署で8500万円盗難(2017年)内部犯行?前代未聞の事件の結末は

5/8(木) 18:58

「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から8年前の2017年5月8日、広島中央警察署で詐欺事件の証拠品として保管していた現金8500万円が盗まれていたことが発覚しました。

【深井小百合記者】
「広島市の中心部にあり、県内で一番規模の大きい、こちらの署で多額の現金が盗まれました」

2017年、ゴールデンウィーク明けの5月8日夜、広島中央警察署の1階にある会計課の金庫で保管していた詐欺事件の証拠品の現金8572万円がなくなっていることに会計課長が気付きました。

会計課の位置は警察署の正面玄関から当直席の前を通ってまっすぐ進んだ一番奥。
金庫のカギは、普段、会計課長の机に保管されていましたが、引き出しが何者かによってこじ開けられていた形跡が…。

犯罪を取り締まる拠点の警察署から多額の現金が盗まれるという前代未聞の事件。
その後、事件発覚後に死亡した30代の男性警察官がこの事件に関与していたとして書類送検されましたが、死亡のため不起訴処分となりました。

盗まれた8572万円については警察官幹部やOBなどが集めた資金で完済されたということです。