「意識障害の症状あった」親子3人死傷ダンプカー衝突事故 ダンプ運転手の男が明かす 広島

5/2(金) 18:46

去年11月、広島市安佐南区のループ橋で、ダンプカーが乗用車に衝突し親子3人が死傷した事故で、過失運転致死傷の罪に問われている男は、事故直前に意識障害の症状があったことを明らかにしました。

起訴状などによりますと、広島市安佐南区の無職・山嵜雅彦被告(59)は去年11月、広島市安佐南区のループ橋で、制限速度を超える速度でダンプカーを運転していた際、対向車線の乗用車に衝突して転落させ、車に乗っていた夫婦を死亡させたうえ、娘を意識障害にさせた罪に問われています。

山嵜容疑者は起訴内容を認めていて、「体が思うように動かずアクセルとブレーキを踏み間違えたかもしれない」などと述べています。

2日の裁判で検察は山嵜被告には不眠の症状があり、事故前日に睡眠薬を飲んでいたが、事故当日の健康状態に問題はなかったと指摘。
一方、被告人質問で山嵜被告は、事故が起きたとき心配事やストレスが原因と思われる意識障害があったことを明らかにしました。

次回の裁判は今月8日に開かれる予定です。