そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

株式会社 万人舎

【所在地】山口県周南市長穂

株式会社 万人舎(山口県)

失敗から生まれた“ご当地スイーツ”
山口県周南市で100年続く小さな牧場「藤井牧場」。そのミルクに魅せられた一人の若者が、二度の事業失敗を経て本場イタリアでジェラート修行へ。帰国後オープンしたジェラート店は話題を呼び大盛況。しかし、若者は全店閉店という大胆な決断を下します。彼が選んだのは、地域の素材を活かした“ご当地ジェラート”を全国に広げる挑戦。廃校を拠点に、次々と生まれる唯一無二の味。その裏にある、藤井牧場のミルクへの深い想いとは?
今回は、地域の魅力をジェラートで発信するカンパニーのそ~だったのか!に迫ります。

そーだったのかポイント1

放送内容写真

「経営者になりたい」実家の牧場ミルクで勝負

周南市で100年続く酪農一家に生まれた藤井蔵吉さん。経営者になる夢を抱き、大学生の時、たこ焼き店とクレープ店を始めます。しかし、その挑戦は失敗に終わり、大学卒業後は実家の牧場で働き始めます。2013年、母親が立ち上げた、牧場の朝搾りミルクを使ったソフトクリーム店。連日長い列ができるほどの人気店となると、藤井さんはこのミルクに可能性を感じ、経営者になる夢を叶えるため、再び動き始めます。選んだのは、ミルクをベースに果物や野菜を組み合わせてつくるジェラート。本場イタリアで1年修行し、2016年に帰国すると、周南市に念願のジェラート専門店「ジェラテリア クラキチ」をオープンさせたのです。実家の牧場の朝搾りミルクを使用した滑らかで濃厚な極上のジェラートは話題を呼び、2号店や移動販売でも大盛況。ついに経営者として成功を掴みました。

そーだったのかポイント2

放送内容写真

「地域×ジェラート」大きな決断に込めた夢

経営者として順調に歩みを始めた藤井さん。そんな時、岩国市のイチゴ生産者から、不揃いな形やキズで出荷基準に満たないイチゴの利用方法を相談されたのです。藤井さんは、規格外のイチゴを使ったジェラートを開発。そのカップの中に、周防大島町のハチミツ、実家の朝搾りミルクを使ったジェラート、シャーベット状にしたイチゴを重ね、山口県の素材を詰め込みました。このジェラートはイチゴ農園だけでなく、岩国市内の観光施設でも販売され、年間4000個以上を売り上げています。この成功をきっかけに、藤井さんはイタリアで見た、地元の素材で人を呼び込むジェラートをつくるため、オリジナルジェラートの開発事業に専念。2022年、「ジェラテリア クラキチ」を全店閉店し、「万人舎」を設立。全国30社以上のご当地ジェラートを展開しています。

あなたの町のご当地かンパニー大募集!