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いざという時の避難場所!「こども110番の家」ってどんな家?


普段の登下校中や放課後など、いざという時にどうしたらいいのか、お子様としっかりと話し合っていますか?

広島市内には、子どもたちが危険にさらされたときの緊急避難場所として「こども110番の家」というものが設定されています。

今回は「こども110番の家」がどんな家なのか、どのような目的で設けられているのか、詳しい内容をご紹介します。
ぜひ本記事を読んで、いざという時はどうするのか、お子様と日頃の安全対策について話し合ってみてくださいね。
■こども110番の家とは?
 

「こども110番の家」とは、子どもたちが不審者に追いかけられるなどの危険にさらされ、助けを求めてきた場合に、緊急避難場所として一時的に保護する場所のこと。
青少年健全育成連絡協議会(青少協)が、広島市と一体となって取り組んでいる事業です。
現在、広島市内で約13,000か所の個人・店舗が登録されています。
こども110番の家の役割は?
こども110番の家には、以下のような役割があります。

 
①子どもたちが危険にさらされたときの緊急避難場所
②「こども110番の家」の登録が増えることにより、地域全体で子どもたちを守っていくという機運が高まる
③「こども110番の家」のステッカーやプレートが地域に増えることにより、不審者に対する抑止力が高まる

逃げ込んできた子どもを落ち着かせ、何があったのかを聞きます。
犯罪の疑いがあれば、直ちに110番通報。
110番通報した場合は、警察官が来るまで子どもを保護し、保護者と学校にも連絡します。

※決して不審者の取り押さえなどは行わず、自身と子どもの安全を最優先してください。
こんなときは、「こども110番の家」に逃げ込んで!
以下のようなことがあった時は、迷わず近くの「こども110番の家」に逃げ込みましょう。
 
・知らない人に声をかけられたり、付きまとわれたりした
・車に乗せられそうになった、追いかけられた
・ちかんの被害にあった
・写真を撮影された

いざという時に対応できるよう、「こんなことがあったら『こども110番の家』に逃げてね!」と普段からお子様に伝えておくことが大切です。
通学路やお子様の行動範囲のどこに「こども110番の家」があるのか、普段からお子様と共有しておくと安心ですね。
子どもたちに教えたい5つの約束
子どもたちが危険な思いをしないために、できることもあります。
地域で、または家庭で、子どもたちに次の5つの約束を守るよう教えてください。

 
① 一人で遊ばない
② 知らない人にはついて行かない
③ 誰かに連れて行かれそうになったら、大声で助けを呼ぶ
④ 友だちが知らない人に連れて行かれそうになったら、大声で助けを呼ぶ
⑤ 遊びに行くときは、「どこで」「だれと」遊ぶのか、「いつ帰るのか」を家の人に言ってから出かける
 

いざという時のために、家族で話し合おう
「こども110番の家」は、子どもたちが危険にさらされたときの緊急避難場所。
いざという時に活用するためには、日頃から、いつも通る道のどこに「こども110番の家」があるのか、「こども110番の家」にはどんな人が住んでいるのかなど、知っておくことが大切です。
子どもたちの安全を確保するためにも、「子ども110番の家」についてぜひお子様と話し合ってみてくださいね。
◎広島市公式ホームページ「こども110番の家」の取組
(https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/education/17727.html)
および広島市青少年健全育成連絡協議会「こども110番の家ハンドブック」
(https://www.city.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/204369.pdf)を加工して作成

【子育て支援シリーズ】もう読んだ?『二平方メートルの世界で』

今回ご紹介するのは、札幌の小学生・前田海音さんが書いた作文(「第11回子どもノンフィクション文学賞」小学生の部大賞受賞)を絵本化した作品。

脳神経の難病で入退院を繰り返す海音さんが3年生の春に入院した時のことです。たまたまいつもとは頭と足を逆にしてベッドに横たわると、備えつけのオーバーテーブルのうらに、子どもたちの寄せ書きのような言葉を発見しました。そうか、わたしはひとりぼっちじゃないんだ! そう気づいた海音さんは…。

人気絵本作家はたこうしろうさんが、前田海音ちゃんを訪ねて札幌へ。海音ちゃんが見ている札幌の街の風景や小学校、そして病院、なにより、海音ちゃんの心を描いた絵本です。

●札幌に暮らす小学3年生が書いた作文に、
 人気絵本作家が絵をつけた感動作。


「病室のベッドの大きさは、たて約2メートル、はば約1メートル。そのまわりをぐるりと囲うカーテンの中が入院中のわたしの世界のすべてで、ねる、食べる、遊ぶ、勉強するなど、だいたいのことはカプセルみたいな空間ですます。(本文より)」

札幌に暮らす小学3年生の主人公は、生まれたときから脳神経の病気で入退院を繰り返している。入院するとしばらくベッドの上での生活となる。お母さんは一緒にいてくれるが、放射線を使った治療のときは、ガラスを隔てて別々になる。家ではお兄ちゃんが鍵っ子になる。申し訳ない気持ちだ。どうして自分だけが病気なんだろう…。そんなある日、海音ちゃんは、病室で大発見をする。わたしはひとりぼっちじゃなかった!

実在の小学3年生が書いた「子どもノンフィクション文学賞」(北九州市主催)の大賞受賞作品に、当代一の人気絵本作家はたこうしろうが絵をつけた奇跡のコラボレーション。

誰も予想できない30~31ページ目の見開きと、ハートウオーミングなラスト。涙なしには読めない感動作。

文●前田海音
2010年、北海道滝川市生まれ。現在は札幌市の小学校に通う小学5年生。

絵●はた こうしろう
1963年、兵庫県西宮市生まれ。絵本作家。おもな作品に「ショコラちゃん」シリーズ(文・中川ひろたか、講談社)、『なつのいちにち』(偕成社)、『どしゃぶり』(文・おーなり由子、講談社)、『はじめてのオーケストラ』(原作・佐渡裕、小学館)などがある。

【子育て支援シリーズ】もう読んだ?『わたしのあのこ あのこのわたし』

「うちの子、友だちとうまくいっていないのかな?」「子どものケンカに親が口出しすべきではないと思うし、聞きづらいなぁ…」「自分が小学生の時、どんなことで悩んでいたかしら?」そんな時に親子で是非読んでいただきたいのが、今回ご紹介する『わたしのあのこ あのこのわたし』。小学5年生の女の子、秋とモッチの交友関係を、ふたりの視点で交互に描く児童文学です。

●心の中のひっかき傷が、ずっとひりひりと痛かった。
 友だちのモッチの弟が、わたしの大切なレコードに
 傷をつけた。
 「友だちになって」と書いた手紙なんて、
 モッチにわたさなければよかった…。
 すれちがいながらも助け合うふたりの物語。


小学5年生の秋は、友だちのモッチの家へ遊びに行った時、大切なレコードをモッチの弟に傷つけられてしまった。秋は、弟を止めなかったモッチが悪いと思うようになる。そして、モッチは自分の考えをはっきりと言えないところも、前から良くないと思っていた。秋は、モッチへのいじわるな気持ちが広がっていくのを止めることができなかった。

モッチは、レコードのことで怒っている秋ちゃんをずっと気にしていた。もう自分のことを許してくれないかもしれないと思っていた。秋ちゃんに「レコードを傷つけてごめんなさい」という手紙を書きながら、前に秋ちゃんからもらった手紙のことを思い出した。秋ちゃんは、「友だちになって」という手紙をくれたのに、モッチは短い返事を書いた手紙を、結局渡せずにいた…。

ささいな出来事をきっかけに離れていくふたりが、再び心を通わせるまでを描いた物語。

著●岩瀬成子
1950年、山口県に生まれる。『朝はだんだん見えてくる』(理論社)で日本児童文学者協会新人賞、『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』(PHP研究所)で小学館文学賞と産経児童出版文化賞、『ステゴザウルス』(マガジンハウス)と『迷い鳥とぶ』(理論社)の2作で路傍の石文学賞、『そのぬくもりはきえない』(偕成社)で日本児童文学者協会賞、『あたらしい子がきて』(岩崎書店)で野間児童文芸賞、『きみは知らないほうがいい』(文研出版)で産経児童出版文化賞大賞を受賞。

【子育て支援シリーズ】もう読んだ? 『パラリンピックは世界をかえる ルートヴィヒ・グットマンの物語』

たくさんの勇気と感動を与えてくれた「東京パラリンピック」。あれから2年以上経ちますが、障がいがあることが不可能を意味するものではないと気づかせてくれたパラアスリートたちの姿は、今も鮮明に記憶に残っています。そんなパラリンピックを生んだのは、ルートヴィヒ・グットマンというドイツの脳神経外科医。彼の「失われたものを数えるな! 残されたものを最大限に生かせ!」という精神が礎になっています。今回は、パラリンピックを生んだ医師の奮闘を描く伝記『パラリンピックは世界をかえる ルートヴィヒ・グットマンの物語』をご紹介します。

●パラリンピックを生んだ医師の奮闘を描く。
世界初のパラリンピックの開催に尽力したドイツの脳神経外科医、ルートヴィヒ・グットマンの伝記です。

ユダヤ人として生まれ、ナチスの迫害をうけてイギリスに亡命したグットマンは、それまで「もう動けない、治らない」とされていた脊髄損傷の患者の治療に取り組み、生存率を大幅にあげました。

そんなある日、患者たちが車いすで庭を走り回っているのを見て、「治療にスポーツの要素を取りいれよう!」とひらめきます。

患者たちが情熱や喜びをとりもどしていくのを感じたグットマンは、参加人数16人の小さな競技大会をひらきます。

これが、グットマンのたゆまぬ努力と愛情でパラリンピックへと成長し、やがて社会の認識を変えることになりました。

歯切れのよい文章に、フルカラーのイラストと写真を添えたこの作品は、すでにアメリカで高い評価を得ています。

作●ローリー・アレクサンダー
子ども向けノンフィクション作品を数多く手掛ける。科学者アントニ・ファン・レーウェンフックの生涯をえがく伝記All in a drop(未邦訳)は、アメリカの歴史ある書評誌・カークスにて、「子どもたちが理解しやすく、興味をそそられインスピレーションを得られる本」として、高い評価を受けている。アメリカのアリゾナ州在住。お気に入りのパラリンピックスポーツは、車いすバスケットボール。

絵●アラン・ドラモンド
イギリス・ロンドンの王立芸術大学でイラストを学んだイラストレーター、作家。著書に『風の島へようこそ』『みどりの町をつくろう』(ともに、まつむらゆりこ訳/福音館書店)、挿絵に『戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ』(ルイーズ・ボーデン文、福本友美子訳/岩波書店)など。イギリスのサフォーク州在住。お気に入りのパラリンピックスポーツは、バスケットボール。

訳●千葉茂樹
1959年、北海道生まれ。翻訳家。絵本から読みもの、ノンフィクションまで幅広い作品を手掛ける。訳書に、『リスタート』(あすなろ書房)、『シャクルトンの大漂流』(岩波書店)、『ピーティ』(鈴木出版)、『泥』(小学館)、『せかいでさいしょのポテトチップス』(BL出版)など多数。お気に入りのパラリンピックスポーツは、車いすテニス。

【子育て支援シリーズ】アルコール消毒に頼り過ぎないで!正しい手洗いと加熱で、ノロウイルスを退治しよう!


●ノロウイルスには、
 アルコール消毒はあまり効果がありません。

冬季に多く発生する傾向があるノロウイルスによる感染症や食中毒。新型コロナウイルス感染症の流行で、アルコール消毒液による手指消毒をすることが多くなっていますが、ノロウイルスの場合、アルコール消毒はあまり効果がありません。手指や食品(十分加熱調理しないカキ等の二枚貝等)などを介して、経口で感染します。ヒトの身体に入ったウイルスは腸管内で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。感染者のおう吐物やふん便には大量のウイルスが排出されます。正しい手洗いと加熱により、ノロウイルスの感染を防ぎましょう。

●具体的には以下の点に注意しましょう。
 
◎消費者庁「アルコール消毒に頼りすぎないで、ノロウイルスによる感染症や食中毒に注意
(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20220107/)
を加工して作成。

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