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2018年06月21日(木)
危ない!注意したいわんぱく盛りの子どもの事故
 子どもには元気いっぱい外で遊んで欲しい。春から夏にかけて気候が良くなり、日没が遅くなってくると子どもたちの遊びはますます活発になります。
 一方で心配なのは事故のこと。今回は子どもに関係する交通事故の事例や事故防止策について広島県警察本部の交通部交通企画課、伊藤悠司さんにお話を聞きました。


小学生が事故に遭いやすいのは4~7月
 小学生の歩行中の事故による死傷者数は、全国的に見て4~7月に増えています。事故による死傷者数は新学期が始まり、5月をピークに春から夏にかけて多くなり、夏休みを終え、学校が始まると再び増加します。([表1])
 これは広島県についても同様の傾向が見られます。
[表1]警察庁 交通局 平成30年3月22日発行「児童・生徒の交通事故」より

 広島県内においては小学生に関する事故は平成29年度中に197件発生し、関連する負傷者数は337人でした。幸い死亡事故には至っていませんが、少なくない件数です。

事故が起こりやすいのは登下校中の時間帯
次に、事故の多い時間帯について見てみると、事故の多くが登下校中に起こっていることが分かります。([表2])
[表2]警察庁 交通局 平成30年3月22日発行「児童・生徒の交通事故」より

 内訳を見ると小学3年生以下の児童が圧倒的に多く、低学年の子どもは特に歩行中の事故への注意が必要であることが分かります。

横断歩道を渡っていても事故に遭うかも?
「事故は交差点内で多く発生し、しかも横断歩道を渡っていても事故に遭うことがあります」(伊藤さん)

《交差点で気を付けること》
(1)近くに横断歩道や信号機がある場合は、利用すること
(2)信号が青に変わってもすぐに渡らないこと
(3)横断中も左右を確認すること
 
 横断歩道の信号が青になっても、すぐ飛び出してはいけません。信号が変わる間際、スピードを上げて交差点内に進入してくる車もいます。また、横断歩道を横断中、右左折の車に巻き込まれることもあります。

「信号がある交差点でも事故は起こります。子どもの飛び出しが事故の原因になることもありますが、子どもに違反のない事故も起こっています。信号が変わっても左右をよく確認してから渡るようにしましょう」(伊藤さん)


登下校の事故から子どもを守るために
 秋、冬は日没が早く、帰宅するころには薄暗くなっていることもあります。日没前の薄暗い時間帯、横断歩道を渡っている歩行者が見えず、ドライバーなら一度はヒヤッとしたことがあるのではないでしょうか。

 暗くなると黒っぽい服はドライバーからとても見えにくいものです。子どもには明るい色の服を着せたり反射材を身に着けさせたりするなど、身を守る工夫をしましょう。
 反射材のついた靴やキーホルダータイプなども販売されていますので、安全のためには積極的な活用をお勧めします。

通学路に危険箇所がないか、1年に一度は親子でチェックを
 子どもがどんな道を通って学校に通っているか、正しく把握できていますか。学年が変わるタイミングで通学路の提出を小学校から求められても、昨年と同じだからと確認を怠っていませんか。
 新しく道路が出来ていたり、信号機が付いていたり道路環境が変わっていることもあります。出来れば1年に一度は子どもと通学路を歩いて確認してみましょう。子どもの身長、子どもの目の高さで見ると、意外な危険箇所に気付くかも知れません。

 安全のためのガードレール設置希望や道が暗い、歩行者の通る場所が狭いなどの要望については道路管理者(県、市など)が管轄しています。
「危険箇所に気付いたらまずは学校に報告してください」(伊藤さん)
 学校が学区内の通学路に関する情報を集約して対応を検討するので、気付いたことがあればまずは学校に相談すると良いそうです。

 その他、「歩行者用信号が見えにくい」「周期が短くて渡りきれない」など信号機に関する相談や、歩車分離に関する要望は警察が管轄しています。標識に関することや道路上のペイント表示が消えかかっているなど気になることはお住まいの地域を管轄する交番に伝えると管轄の警察署に伝達されます。
 交番の警察官は地域の状況を熟知していますから、話が伝わりやすいはずです。

 広島県警では要望や相談など電話やメールでも受け付けています。
子どもも気を付けたい自転車事故
 自転車は正しく乗れば便利で楽しい乗り物です。しかし、スピードが出るため乗り方を誤ると大きな事故にもつながりかねません。
出典「広島県 自転車マナーアップチラシ」より

 道路交通法では、児童や幼児の保護者は乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない、と定められています。自転車に乗り始めた頃はヘルメットを着用していた子でも、自転車に乗り慣れて来る頃にはヘルメットが小さくなったり、かぶらない子も多いのではないでしょうか。
 子どもの安全のためにもヘルメットをかぶらせるようにしてください。
 13歳未満の児童は、自転車に乗る時に歩道を通行しても良いことになっています。
 しかし、歩道は歩行者との衝突の危険や、道路沿いの家などから急に人が出て来る危険もあります。自転車で歩道を走行するときは徐行が義務付けられていますので、スピードを出さず注意して走行しましょう。

 昨今では、自転車が人とぶつかり損害賠償事例に発展したこともあり、自転車事故は社会問題となっています。
 自転車による事故で9千万円を超える賠償額を請求された事例もありますので、万が一のためもう一度ご家庭の自転車保険を確認していただき、加入していなければマイカーの任意保険に付帯される傷害保険に加入したり、TSマーク(普通自転車点検済みマーク)の活用なども検討されることをお勧めします。

自転車も早めのライト点灯を
 自転車に乗るときは早めにライトを点灯しましょう。ライトは自分が道を照らすためだけのものではありません。ライトは車や他の自転車などに自分の存在を目立たせるためのものでもあります。
 自分が見えているより相手は見えていないということを保護者の方からしっかり教えてあげてください。
 また、保護者の方が車に乗られる際には早めにライトを点灯し、対向車などがいないときにはこまめに上向きライト(ハイビーム)に切り替えるなど、子どもたちの安全を守るためにも安全運転を心掛けるようにしたいものです。

 自転車の事故に関しては高学年になるほど増加する傾向があります。大きくなったから大丈夫、ではなく、より注意するようにご家庭でもしっかり話し合って楽しく自転車に乗るようにしましょう。

伊藤 悠司(いとう ゆうじ)

広島県警察本部 交通部 交通企画課

子どもにとって最も身近な存在である保護者の方が,日常生活の中で繰り返し交通ルールを教えてあげてください。
歩行者用信号が点滅しているのに,慌てて横断を開始したり,黄色信号で無理をして交差点に進入したりしていませんか?
日頃から交通安全ルールとマナーについてご家庭で考えていただき,保護者の方が子どもたちの良いお手本となってください。

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