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2020年05月07日(木)
【素朴な疑問シリーズ】Q.コロナ自粛で、子どもも親もお互いストレス…。これから子どもとどう接したらいいか心配です…。


●コロナ自粛期における家庭での子どもとの正しい接し方

長期間のコロナ休校で、お子さんのいる家庭では、親の疲弊は、肉体的にも精神的にも頂点に達しているのではないかと思います。勉強の遅れ、ゲームやスマホ依存、生活リズムの乱れに加え、学校が再開したら朝遅刻しないように起きられるのか? ひょっとしたら子どもが「もう学校に行きたくない」と言い始めるのでは…など、心配事は尽きません。

一般に、人間の脳は、長時間いる今の環境が適していると認識して、環境の変化に抵抗します。自分の口臭や体臭を感じないのは、この匂いが普通だと認識しているからです。いくら悪い環境にさらされていても、悪いとは感じなくなるのです。従って、長期間、家にいてゲームをしたり、ダラダラしていた子どもに、いきなり「明日から学校よ!きちんとしなさい!」と言っても、すぐに今とは異なる環境に適応するには時間がかかります。

足を骨折して手術した時、医者から「もう骨はくっつきましたよ!」と言われても、すぐに歩いたりしませんね。まずはリハビリから少しずつ慣らしていきます。同じように学校が始まっても、少しずつゲームの時間を減らし、勉強時間を増やし、具体的な計画表を一緒に作るのもいいでしょう。また、叱る回数も少しずつ増やす方が賢明です。
 

 


●まず、親が精神的に安定する
 

ストレスから親が精神的に不安定になり、イライラして声を荒げると、子どもはより情緒不安定になります。まず、親が精神的に安定することです。

では、どうすればリラックスできるのでしょうか? 座禅を組んで瞑想? 音楽を聞きながら深呼吸? どちらも頭の中にいろいろなことが浮かび、かえってイライラは増えるでしょう。

コマは思い切り回すと、あたかも静止したようになって安定します。これを「コマの原理」と言います。何か嫌なことが脳裏を駆け巡っている人に、考えることをやめなさいと言っても無理な話です。しかし、別の何かをすることで頭の中をいっぱいにすると、嫌なことは押し出されてしまいます。趣味でもOK、自分のためにだけ自分の食べたい料理を作るでもいい、自分が夢中になれることをすることで精神統一ができるのです。

こうして精神的に安定した状態で、改めて子どもと向き合ってください。
その場合、必ず、子どもの意見をしっかりと聞くことが大切です。途中で子どもの言葉を否定せず、まずは受け止めなければなりません。

 

【文責】長井敏弘先生

医療法人ハンス理事長 心療内科医

大学卒業後、公務員・サラリーマンなど数々の職業を経て27歳で広島大学医学部に再入学。卒業後は精神科病院・内科医院を経て、現在、医療法人ハンス理事長・学習塾 長井ゼミハンス主宰。元岡山大学医学部臨床教授・広島城北医会会長。TV・ラジオなどのメディアに頻繁に出演。企業や学校関係などで多数講演。著書:「医学でうかる勉強法」(すばる舎)など。

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