【生出演】広島出身・福部真子選手 アジア大会で44年ぶり金メダル「やっぱり一番は走ることが好き!」

11/4(水) 20:16

広島県の府中町出身、9月に行われたアジア競技大会で日本人44年ぶりの金メダルを獲得した陸上100メートルハードル福部真子選手です!

きょうは金メダルを持ってきていただいているということで見せていただいていいですか。

(福部選手 金メダルを手に)

いやー、すごい。おめでとうございます。福部さんも、そして周囲の方も努力の結晶ということですよね。TSSでは度々インタビューでご出演いただいていたんですが、スタジオは初めてですよね?

「初めて来ました。はい、やっと来られました。ありがとうございます」

まずは福部選手のこれまでの軌跡を見ていきます。

■これまでの軌跡

【福部真子選手】
「どんどん上に行って、いつかはオリンピックに出て、親やおばあちゃんを喜ばせてあげたいというのが今の夢です」

こう笑顔で夢を語っていた広島皆実高校時代の福部真子選手。高校時代から世代のトップを走り、インターハイ3連覇という偉業を成し遂げます。

その後は日本体育大学を経て広島に拠点を移動。

2022年から2024年まで3度にわたり日本記録を更新しました。さらに夢と語っていたオリンピックにも出場!準決勝進出を果たし、さらなる活躍が期待されました。

しかし、2024年12月に自身の公式SNSで、高熱やリンパ節の腫れが続く難病「菊池病」であることを公表。アスリートとして、体調管理の難しさにも苦しみました。ただそんな困難にも立ち向かった福部選手。

ことし9月、愛知県で行われたアジア競技大会の女子100メートルハードル決勝。
日本勢として44年ぶりとなる金メダルを獲得しました。

度重なる困難にも諦めずに立ち向かった福部選手の涙、そして笑顔に多くの人が勇気をもらいました。そんな福部選手がスタジオ生出演!たっぷりとお話を伺います!

■スタジオ

福部さん、優勝から約1ヶ月、今のお気持ちはいかがですか?

「そうですね、あまり実感していなかったんですけど、金メダルを取ったっていうことを。1ヶ月経って、日に日に金メダルを取ったんだなっていうふうに実感しています」

周りの方からの反響は今も続いているんですか?

「そうですね、お祝いが続いています」

すぐお祝いしてくださる方もいれば、ちょっと時間差で来る方もいると思うんですけど、直近はどんなお祝いがあったんですか?

「広島に帰ってすぐ、私の小学6年生からの友達がいるんですけど、その友達が広島に帰った瞬間からしてくれました」

いろいろな出来事があった中で、支えになったこととか、自分を奮起するきっかけになったことは、今振り返ってみていかがでしょうか。

「特定の人物っていうよりは、本当に私の周りにいてくれる人たち全員が欠けてはいけなかったな、っていうのはすごく感じていますし、1人でも欠けていたら踏ん張れてなかったんじゃないかなと思う」

みんなで取った金メダルですね。ハードルは個人競技で、選手の皆さんにとってはフィールドに立つのは1人だけど、チームで戦っている、そんな気持ちなんでしょうか。

「そうですね、1人ではやっぱり勝てないというか、いろんな方の知識も必要ですし、その自分の感覚だけではやっぱりその先には進めないっていうところはあるので、いろんな専門分野の人に力をいただいて、福部真子というものができてるなとは思います」

■恩師からのコメント 府中空城ジュニア陸上クラブ

ではここからは、そんな福部選手の活躍を見守っていた、ある方たちからコメントが届いています。

【府中空城ジュニア陸上クラブ 行平五夫さん・小川博正さん・岩崎真由美さん】
「真子ちゃん!アジア大会優勝おめでとうございます」
「お誕生日おめでとうございます」 
※収録日の10月28日が福部選手の誕生日

福部選手が小学校時代に通っていた安芸郡府中町で活動する府中空城ジュニア陸上クラブ。そこで福部選手を指導していた行平五男さん、小川博正さん、岩崎真由美さんからのコメントです。

小川「(小学校時代の福部選手)いつも笑顔で明るく走っている姿が心に残っています」
岩崎「今回のアジア大会の走りは福部真子ここにあり、という走りが見られてとてもうれしかった。誇らしいです」
3人 「真子ちゃん!いつも応援しているよ~」

■恩師からのコメント 中学時代の陸上部顧問 藤原文代さん

【中学時代の陸上部顧問 藤原文代さん 現・坂中学校校長】
「真子~!アジア大会金メダルおめでとうございます」

福部選手の府中中学校時代の陸上部顧問、藤原文代先生。現在は坂中学校の校長先生を務めていらっしゃいます。

「(当時の福部選手から)ハードルもやってみたいということを聞いていたので、じゃあやってみようかとグラウンドにハードルを並べて、今もその画を覚えているんですけど、4台続けて全部3歩で跳べた。(普通の人は)大体5歩とかですね。衝撃でした。今の自分の状態を受け入れながら、挑戦し続けることは、本当に今までも大変だったと思うし、素晴らしいことだと考えています。お互い笑顔を忘れずに生きていきましょう!」

■恩師からのコメント 高校時代の陸上部顧問 樋口裕志さん

【高校時代の陸上部顧問 樋口裕志さん 現・広島井口高校】
「福部真子選手、アジア大会金メダルおめでとうございます!」

最後に福部選手のインターハイ3連覇を支えた広島皆実高校時代の恩師、樋口裕志先生から。

「一言で言えば、めっちゃええ子でした。勉強は・・・頑張っていました。まずはゆっくり休んでもらって、これからもいちアスリートとして活躍されることをずっと応援しています!」

■スタジオ

福部選手が学生時代を過ごした広島の恩師の方々からメッセージがありましたがいかがでしたか?

「いや、ちょっとウルっとしつつも、最後の樋口先生で、ちょっと涙が引っ込んでしまいました(笑)」

中学時代の顧問藤原先生からのコメントもありました。実は今、卓球に挑戦されているということで、全国障害者スポーツ大会の卓球で金メダルに輝いたそうです。こちら寄せ書きもお寄せになったんですか?

「そうです。いつも文代先生からはエールをもらっているので、私ができるエールが書くことなんだったら、もういくらでも書きますって言って書かせていただきました」

本当にパワフルな恩師の姿っていうのは、刺激を受けたりするんですか?

「いつも私以上にパワフルなので、さすが私の恩師だなと思います」

(VTRの)最後にまたね、って言っていたところも、お2人のつながりを感じました。

小学校時代を過ごした空城ジュニア陸上クラブを定期的に訪れているんですか?

「定期的には行けてないんですけど、今月行く予定です」

そうなんですね。地元の子どもたち、後輩たちとの触れ合いはいかがですか?

「府中町って小さな街ですし、強豪の陸上クラブがあるかと言われるとそうではないので、その中でも走ることが好き、速くなりたいっていう気持ちを持った子どもたちがたくさんいるっていうのは、私がいた頃よりも人数がすごく増えていたので、すごく嬉しいです」

あらためて自分の原点を感じられた部分はありますか?

「小学生の頃はとにかく走るのが好き、中学生の頃からだんだん苦しい陸上競技になっていってたんですけど、高校でまた楽しさ、苦しさを味わって、紆余曲折しながら歩んできた小学生から高校までだったなっていうのを思い出しました」

先ほどご紹介した空城ジュニア陸上クラブに通う子供たちから福部さんに質問が届いております。こちらをご覧ください。

■子どもたちから5つの質問

【空城ジュニア陸上クラブの子どもたち】
「ハードルをやっていて楽しいことは何ですか?」
「試合前に必ずやることはありますか?」
「ハードル以外の種目で好きな種目は何ですか?」
「中学校生活で一番思い出に残っていることは?」
「陸上をやっていて伸び悩んだ時はどうしていた?」

「福部選手、教えて下さ~い!」

みんな知りたいことがたくさんあるようですが、事前に(回答を)フリップに書いていただきました。こちらがその回答です。

【フリップ】
1.ハードルをやっていて楽しいことは何ですか? (回答)すぐ終わる!
2.試合前に必ずやることはありますか? (回答)ない!
3.ハードル以外の種目で好きな種目は何ですか? (回答)見るのは幅跳び
4.中学校生活で一番思い出に残っていることは? (回答)給食!
5.陸上をやっていて伸び悩んだ時はどうしていた? (回答)立ち止まらない

■スタジオ

上から見ていくと、ハードルをやっていて楽しいこと、人柄が出ているなと思いましたけれども、いかがですか。

「楽しいなと、すぐ終わる。勝負は一瞬です」

その一瞬のためにいろんな練習をされてきたかと思います。試合前に必ずやることは?

「ない。これできなかった、これをやるみたいなことを決めてると、それができなかった時に、あれできなかったからどうしようって不安要素が一つ増えちゃうので特に決めてないです」

それは参考になる中学生もいるかもしれませんね。そしてハードル以外で好きな種目。見るのは幅跳び。やるのは?

「やるのはハードル以外好きじゃないです」

そしてこれが気になっている選手の方、そして子どもたちも多いんじゃないでしょうか。陸上やって伸び悩んだ時どうしていましたか?

「もう立ち止まらないことですね。伸び悩むことは当たり前だと思うので、その時に伸びないからって立ち止まってることが一番良くないので、どうして伸びないのかっていうのを考え続けることが大事なことだと思います」

時間があっという間で、最後に。福部選手から広島の皆さん、それから、憧れている子どもたちに向けてメッセージをお願いします。

「たくさんの応援ありがとうございました。本当に楽しく陸上競技をやるっていうことは難しいことだなっていうのを感じてはいるんですけど、やっぱり一番は走ることが好き、楽しいっていうことが一番だと思うので、それを思い出したらまた走ろうかなと思います」

ありがとうございました。
今日のゲスト、福部真子選手でした。改めて今日は本当に忙しい中、どうもありがとうございました。