54年前に撮影されたこの写真、どこで撮られた? 埋め立てが進み、成長した町を衣笠アナが探索! 広島

9/21(月) 17:26

「ひろしま満点ママ!!」の人気コーナー、懐かしい写真を手掛かりに町の今と昔を解き明かすタイムスナップです。今回は54年前の写真を手に衣笠アナが広島市内を巡りました。

今回の写真は、こちら。
撮影されたのは、いまから54年前の昭和47年、1972年です。写っているのは、建設中の道路か橋、そしてクレーン船が浮かぶ海。広島市内のどこを写したものでしょうか?

【衣笠梨代アナウンサー】
「海ですね。奥は海だと思うんですけど、手前は山をこれ削ってる工事ですかね。埋め立てですかね」
【番組スタッフ】
「結構大規模な工事ですよね」
【衣笠アナ】
「大規模ですね。どこですか?見当がつかない」
【番組スタッフ】
「ヒント。西区です」
【衣笠アナ】
「西区、広い。行ってみましょう。海の方へ」

写真に写っている場所は広島市西区の埋め立て地なのでしょうか?まずは全貌を見わたせる場所へ。

【衣笠アナ】
「観音マリーナ。綺麗ですね。あの先まで行けば、どの辺りかっていうのがもしかしたらわかるかもしれない。ちょっと広く見渡せるところから見てみましょう。 結構この海沿いが見渡せますよ。かなり遠くは見渡せるんですけれど。あそこオタフクの工場ですかね。看板が見えてるのと、この辺り、商工センターの辺りがちょっと見えているんでしょうか。 ただ、あまり遠くまでは見えませんでした…」

高いところに登れば全体を見渡せるはずということで鈴が峰に登ってみることに。

【衣笠アナ】
「鈴が峰公園にやって来ました。これはかなり開けて、一望できますよ、景色!」

広島市西区商工センター。戦後の大広島計画の一環として1960年代半ばから工事が始まりました。その埋立面積は、328万平方メートル。マツダスタジアムおよそ65個分の広さです。このどこかに、写真の場所があるはずなんですが…

【衣笠アナ】
「埋め立て中の写真ということは、ここにもう建物が建ってたりするわけでしょ…橋が見えません!見えんなぁ…全然分からん。答え出ず…せっかくこんなに見えてるのに!」

写真の風景と、あまりにも変わりすぎていて場所を特定することができませんでした。ということで草津エリアに場所を移して聞き込みをすることに!通りで見つけた、かまぼこ屋さんを訪ねました。

【衣笠アナ】
「『伝統の味、かまぼこ、がんす、天ぷら』、 ちょっとだけお話を聞けたら嬉しいな…ごめんください。突然すみません。TSSの『満点ママ!!』という番組で、こちらで長くされてたら、お話伺いたいなと思って。よろしいです?ごめんください」

こちらの「亀康」は戦後間もない昭和20年に創業。以来、「がんす」や「かまぼこのてんぷら」を作り続けています。工場の中を見学させてもらいました。何やら面白いものがあるそうで。

【亀康 亀岡正樹さん】
「面白いのはこの機械です」
【衣笠アナ】
「え?この機械?」
【亀岡正樹さん】
「この機械はね、多分70年ぐらい使ってます」
【衣笠アナ】
「これは何の機械なんです?」
【亀岡正樹さん】
「これは天ぷらを揚げる機械なんですよね。 僕の同級生に機械屋さんがいるんですけど、もう博物館に入れてもいいような、それぐらい年代物の機械みたいです。温度管理であるとか、速度管理っていうのはもう人間頼りなんですよね。この機械については、温度計を見ながら、そろそろかな、ちょっと上げるのが早いかなと、この温度で高いかなっていうのを確認して」

創業以来変わらない昔ながらの調理法で作られる「がんす」と「てんぷら」。なかでも、こちらの「ごぼう天」は、ごぼうの香りと食感が人気なんだそうです。

【衣笠アナ】
「ありがとうございます。じゃあごぼう天をいただいてみようと思います。歯ごたえも。さあ、いただきます。うんうん。聞こえます?いや、ごぼうの香りが」
【亀岡正樹さん】
「できたてを食べられたらもっと美味しい」
【衣笠アナ】
「揚げたてはまたね、うま味が詰まってます。美味しい」

おいしい「てんぷら」をいただいたところで写真について尋ねてみました。

【亀康 亀岡美佐子さん】
「ここら辺の景色がもう随分変わってるから、昔のこの写真って分かる人ってそんなにいないよね」
【亀岡正樹さん】
「(この橋の)の下にJRの国鉄の新井口の駅があって、とかってバイパスの入り口かなと思ってるし」
【衣笠アナ】
「あっ、これ線路ですか」
【亀岡正樹さん】
「だったらあそこのバイパスを降りてくるんですよね」
【衣笠アナ】
「もうアルパークの西館、東館とかの真ん中の道?」

ここで貴重な情報を得ることができました。早速、教えていただいた場所を訪ねてみることに

【衣笠アナ】
「さあ、この橋なのかな。ああ、なんか街灯がね、同じような形で並んでるんですよ。これなんですかね?計測器みたいな。ここ立ってる、分かりますか?あちらの街灯の横に同じじゃないですか!ここだったんですね!」

1966年から始まった埋め立て工事。すべてが完了したのは16年後の1982年でした。かつて海だった場所が住宅地、工業団地として生まれ変わった商工センター。これからも、どんな姿に変化を遂げるのでしょうか?