原爆投下後の広島襲った「枕崎台風」から81年…多くの犠牲者を出した広島・廿日市市で慰霊の集い

9/12(土) 18:05

原爆投下後の広島を襲った枕崎台風からまもなく81年を迎えます。
広島県廿日市市では慰霊の集いが開かれ、遺族らが犠牲者を悼みました。

廿日市市宮浜温泉では枕崎台風の犠牲者を追悼するため慰霊の集いが開かれ、遺族や京都大学の教授など約45人が参列しました。
当時、廿日市市にあった「大野陸軍病院」には原爆投下後、多くの被爆者が運び込まれ、京都大学は原爆の影響調査と被爆者を治療するため医学部の教授などを広島に派遣していました。
1945年9月17日、原爆投下から1カ月たった広島を、昭和の三大台風とも呼ばれる「枕崎台風」が襲い、病院の周辺では土石流が発生。病院は崩壊し、患者や派遣されていた教授など計156人が犠牲となりました。

【京都大学大学院 波多野悦朗 医学研究科長】
「お亡くなりになられた方の気持ちを考えると非常につらい。今後若い世代に伝えていかないといけないと思う」

【亡くなった京都大学教授の孫 大井千世さん】
「1日も早く助けなければいけないという気持ちでここに赴いたと聞いています。だから余計に悲しくて。(祖父のように)本当に人に対する優しさとかを大切に生きていきたい」