非核三原則は見直すのか? 被爆者の質問に高市総理は「堅持している」 会見では「検討を進めている」

8/6(木) 17:37

就任後初めて平和記念式典に参列した高市総理。
核兵器の惨禍を胸に刻んだと話す一方、非核三原則の見直しを懸念する被爆者に対する答えは…

【高市早苗 総理大臣】
「わが国は『非核三原則』を堅持しており、『唯一の戦争被爆国』として、『核兵器のない世界』の実現に向けた努力をたゆまず続けていく使命を担っています」

総理就任後、初めて平和式典の挨拶に立った高市総理。
非核三原則については「堅持している」と述べ、「核軍縮への歩みを止めるわけにはいかない」とも言及。

核兵器のない世界の実現に向け、核保有国と非保有国がともに参加するNPT体制の維持と強化を訴えました。

式典の後、原爆資料館を訪れた高市総理。
石田芳文館長の説明を受けながら81年前のきょう、一発の原子爆弾で街が一瞬で破壊される様子を伝えるCGを、時折うなずきながら真剣な表情で見つめていました。

【高市早苗 総理大臣】
「資料館への視察を通じてやはり核兵器によってもたらされた惨禍の深刻さを強く感じ、二度とこうしたことが繰り返されてはならないという思いを新たにしている」

視察後、高市総理は芳名録には、「祈」の一文字に「平和」と、記帳しました。

その後に開かれた、7つの被爆者団体の代表から要望を聞く会。
「非核三原則」の見直しについて、問い質されました。

【広島被爆者団体連絡会議・田中聰司 事務局長】
「非核三原則を見直すとか、核共有論が取り沙汰されています。非核三原則を見直しされるのでしょうか」

【高市早苗 総理大臣】
「我が国は非核三原則を堅持している。核兵器のない世界を目指して一歩一歩着実に取り組みを進めていく」

高市総理は、「非核三原則を堅持している」と式典での挨拶同様、現在の方針を答えるにとどめました。

その後、87人の被爆者が入所する広島市の「神田山やすらぎ園」も訪問。
被爆者との対話を重ねた高市総理は―

【高市早苗 総理大臣】
「広島・長崎で起きた悲劇を決して繰り返してはならないと固く決意した」

その一方で、”将来”の安全保障政策や核政策については、一貫して言及を避けました。

【高市早苗 総理大臣】
「(安保)三文書の改訂でございますが、まさに年末に向けて検討をすすめている。その書きぶりについて私が予断することは差し控える。ただ非核三原則を政策上の方針として堅持していることに変わりない」