広島県内『シラス漁』解禁も、危機的な状況 重油価格上昇など悪化する中東情勢が追い打ち
6/10(水) 18:36
呉市では、旬の味覚「シラス」の漁が10日解禁され、およそ200キロが水揚げされました。
【石野水産 石野忠勝社長】
「解禁日ということで、狙った魚質の魚も獲れましたし、皆さんに美味しく食べていただけると思ってホッとしています」
【石野水産 石野忠勝社長】
「解禁日ということで、狙った魚質の魚も獲れましたし、皆さんに美味しく食べていただけると思ってホッとしています」
今年は全国的に豊漁なシラス。
しかし、広島のシラスは危機的な状況です。
【石野水産 石野忠勝社長】
「海の中の生態系が変わってきて、その影響などで漁獲高が減ったりすることも、去年の牡蠣と同じように、いきなりちりめん(シラス)もいなくなったり、極端な変化もある。今日1番目でこの量(200キロ)で次の網からはまた量が減るので、このまま続くと赤字になってしまう」
しかし、広島のシラスは危機的な状況です。
【石野水産 石野忠勝社長】
「海の中の生態系が変わってきて、その影響などで漁獲高が減ったりすることも、去年の牡蠣と同じように、いきなりちりめん(シラス)もいなくなったり、極端な変化もある。今日1番目でこの量(200キロ)で次の網からはまた量が減るので、このまま続くと赤字になってしまう」
農林水産省の調査では、広島県のシラス漁獲量は1988年をピークに、年々減少傾向に。
さらに今年は、全国的に豊漁でその影響から価格が下がるなど、広島のシラス産業は依然として厳しい状況が続いています。
また、悪化する中東情勢が追い打ちをかけます。
さらに今年は、全国的に豊漁でその影響から価格が下がるなど、広島のシラス産業は依然として厳しい状況が続いています。
また、悪化する中東情勢が追い打ちをかけます。
【石野水産 販売担当 石野智恵さん】
「中東情勢の影響で燃油が入るかどうか社長もギリギリまで頭を悩ませていた」
消費者に身近なところでも菓子の商品パッケージがカラーから白黒に変更されるなど、全国的に影響が出ていますが…。
【石野水産 販売担当 石野智恵さん】
「包材は作ることすらできない。作る機会すら小規模の事業者には与えられてない。特に漁網もナイロン、パッケージも自社で作っているので、発注しても入らなかったり、入っても少しだけという形でかなり厳しい状態です」
石野水産によりますと、そういった状況下でも価格を維持するために、DXなどを取り入れ機械による自動化や顧客のニーズを把握・対応するなど工夫を続けています。
【石野水産 販売担当 石野智恵さん】
「抑えられるところは最低限まで抑えている。お店と話し合いながら、少しずつコストの積み重ねを削り、お客様に負担をかけないようと思っています」
「中東情勢の影響で燃油が入るかどうか社長もギリギリまで頭を悩ませていた」
消費者に身近なところでも菓子の商品パッケージがカラーから白黒に変更されるなど、全国的に影響が出ていますが…。
【石野水産 販売担当 石野智恵さん】
「包材は作ることすらできない。作る機会すら小規模の事業者には与えられてない。特に漁網もナイロン、パッケージも自社で作っているので、発注しても入らなかったり、入っても少しだけという形でかなり厳しい状態です」
石野水産によりますと、そういった状況下でも価格を維持するために、DXなどを取り入れ機械による自動化や顧客のニーズを把握・対応するなど工夫を続けています。
【石野水産 販売担当 石野智恵さん】
「抑えられるところは最低限まで抑えている。お店と話し合いながら、少しずつコストの積み重ねを削り、お客様に負担をかけないようと思っています」
■スタジオ
広島県のシラスの漁獲量の推移です。
1980年代後半に大きく伸び、ピーク時には年間7000トンに達していました。
しかしその後は、減少傾向が続いています。
直近10年間の漁獲量をみると、1200トンから1500トン前後で推移し、年によって増減はあるものの、ピーク時に比べて落ち込んでいるのがわかります。
1980年代後半に大きく伸び、ピーク時には年間7000トンに達していました。
しかしその後は、減少傾向が続いています。
直近10年間の漁獲量をみると、1200トンから1500トン前後で推移し、年によって増減はあるものの、ピーク時に比べて落ち込んでいるのがわかります。
中東情勢の悪化を受けて漁業への影響も心配されています。
県漁連によりますと、漁船の燃料となる重油は必要量を確保できているものの、価格が去年より上昇し、1リットルあたり最大30円値上がりしているということです。
漁に出られないほどではありませんが、今後、収益を圧迫する要因となる可能性があるということです。
また、船のエンジンオイルや出荷用の袋が入手しにくくなるなど、石油関連資材にも影響が広がっています。
県漁連によりますと、漁船の燃料となる重油は必要量を確保できているものの、価格が去年より上昇し、1リットルあたり最大30円値上がりしているということです。
漁に出られないほどではありませんが、今後、収益を圧迫する要因となる可能性があるということです。
また、船のエンジンオイルや出荷用の袋が入手しにくくなるなど、石油関連資材にも影響が広がっています。
