【広電グループ】『全国の交通系ICカード』が『モビリーデイズ』と同じ読み取り機で利用可能に!7月から

6/4(木) 19:11

広島電鉄で来月から導入される端末。
見た目はこれまでの乗車券システム「モビリーデイズ」と大きな違いはありませんが…。
この度、利用者から『ようやく』といった声が聞こえてきそうなほどの改修が行われました。

電車やバスでICカードを利用する際には、乗る時と降りる時のそれぞれで機械にタッチすることが『一般的』でしたが、こうした中、広電グループでは去年春に「パスピー」のサービスを終了し、新たな乗車券システム「モビリーデイズ」に完全移行。
しかし…。

【辰已麗アナウンサー】
「いままでイコカを使って乗車する際には、まず初めに乗車券を取って乗車していました」

全国交通系ICカードで支払う場合、バスでは降りる時に乗務員が金額を入力したうえで端末にタッチして決済する必要があり、他社から乗り継ぐ利用者の利便性や乗務員の負担面で課題が指摘されていました。
そのため…。

【去年4月/広島電鉄 仮井康裕社長】
「できるだけ分かりやすい形で交通系ICカードだけではなくて、流通系のカードであるとかそういうものも利用できるような形をとっていきたい」

モビリーデイズと同じ読み取り機で、全国の交通系ICカードに対応できるよう、検討・準備してきました。

【辰已麗アナウンサー】
「7月からの方法で乗車してみます。まずはそのままタッチしスムーズ、降りる時もモビリーデイズの端末でできました。ただ反応に少し時間がかかる印象です」

その場で処理される従来の端末とは違い、決済時に一度クラウドにアクセスするため、降りる時には少し長めにタッチする必要があるといいます。
また、路面電車でもこれまでは運転士や車掌のいる扉からしか降車できませんでしたが、大人一人の通常運賃であれば全ての扉から降りることができます。

一方、人口減少などの影響で、全国的に公共交通事業者が厳しい運営環境におかれ、安価で柔軟性の高いキャッシュレス決済システムへのニーズが高まっています。
広島電鉄でもパスピーのシステム更新にかかるコストを大幅に削減するため、モビリーデイズを開発、導入しましたが…。

【広島電鉄 交通DX推進部 古本靖幸 部長】
「(今回の改修は)開発を伴うので多少のコスト増はあるが、それを差し置いても我々は乗っていただきたい。スムーズに乗っていただくには…ということでそういう選択をした」
そして来月以降、モビリーデイズを使うことの大きなメリットについては…。
「モビリーデイズでの割引はこれまで通りあるが、今回(交通系ICが同じ端末で)使えるようになるが、割引はないのでその点からもモビリーデイズをご利用いただきたい」

■ スタジオ

利用者は7月1日からどのように電車・バスを利用したらいいのか…。
まず、モビリーデイズを利用している方の乗り方は今までと何も変わりません。
乗るときと降りるときにモビリーデイズをタッチするだけです。

一方でICOCAなどの交通系ICカードを利用する方。
現在は乗車時に整理券を取り降車時に、運転手に金額を入力してもらった上でタッチ決済していました。
それが7月からはモビリーデイズと同様に、乗る時と降りる時にタッチする仕様に変わります。

支払い手順が同じになってICOCAの利便性が上がったなら、どのように使い分けたらいい? 大きなポイントを3つまとめました。

【モビリーデイズ】
(1)運賃:10%の割引がある (2)利用機会:主に県内のモビリーデイズ利用可能区間 (3)子どもの精算:カードや二次元コードをタッチするだけ

【ICOCA】
(1)運賃:割引なし(広島バス・広島交通・JRバス中国はあり) (2)利用機会:県内外の公共交通機関や小売店 (3)子どもの精算:乗務員に申し出が必要
1枚持っていれば幅広い機会で利用できるICOCAと、お得に利用できて子どもも利用しやすいモビリーデイズか…。
ご自身にあった決済方法を検討してみてください。