音楽・カメラ・子育て…サークル活動で『第3の居場所』探し 新たなライフスタイル楽しむ人に密着 広島

5/13(水) 14:37

多様性の時代と言われる昨今、自宅や職場、学校以外の「第3の居場所」を探す人が増えています。
新たなライフスタイルを楽しむ人たちに、密着しました。
去年、広島市内で開催されたのは…。

【カメラサークル イベント参加者】
「カメラのサークルです。モデルさんに来てもらってみんなで一緒に撮影したり、街フォトをみんなでとったりとか色々してます」

【音楽サークル イベント参加者】
「ここは大人の放課後音楽サークルみたいな感じです。音楽が好きな人が定期的に集まって音楽をするような形です」

【サウナサークル イベント参加者】
Q:サウナサークル?
「そうです」
Q:どんな活動ですか?
「テントサウナをキャンプ場でやったり、サウナ施設の情報交換をしたりとか」
Q:何人くらい仲間がいる?
「25人位います」

広島市を中心に活動するサークルやコミュニティーが集まったイベント。
イベントと言ってもそれぞれのグループが思い思いに楽しみ、そこに興味を持った人がふらっと立ち寄る。
そんな「ゆるさ」が特徴のイベントです。

【子育てサークル イベント参加者】
「いつもここで『だべる会』をピクニック形式でやっています。こんな感じで『みんな最近どう?』『寝られてる?』みたいな話をして、ご飯を食べて『それじゃまた』という会をしています。よかったらまた参加してください」

今、会社や学校、地域などとは違った結びつきを求める人たちが増え始めています。

今回のサークルイベントを企画したのは、クリエーターの黒口慎也さん。
広島市で、撮影やウエブデザインなどの仕事をしています。

【ユニレク代表 黒口 慎也さん】
「広島の魅力的なコミュニティーを発信して、新しい趣味や新しい世界や新しい人脈を見つけて欲しいという願いと、コミュニティーのリーダー同士がつながる機会になればいい」

黒口さんは、県内の様々なサークルを紹介するプラットフォームを運営。
サークルやコミュニティーに参加する人は、年々、増加傾向にあると言います。

【ユニレク代表 黒口 慎也さん】
「バスケット・麻雀・音楽・カメラ・育児コミュニティー、クリエーターが集まるコミュニティーとテニス。どのジャンルでも結構集まってきています」

こちらは、夫婦で、サークルを立ち上げた井出さんご夫妻。
ご主人はフットサル、奥さんはバレーボールのサークルを作りました。

【バレーボールサークル黒羽 井出 栞代表】
「(バレーボールは)ほぼ未経験です。2割くらい、最近は経験者が増えてきてあとは未経験者で。ハイキューというアニメを見て、ハイキュー見たからやりたいという人もいます」
Q:そういう人は続かないでしょ?
「はまっているんですよ」

金曜日の夜。
井出さんが代表を務めるバレーサークルのメンバーが集まって来ました。
高校生から50代までのおよそ50人。
自分が、行きたい時に参加でき、夫婦や子供と一緒に来ているメンバーも多くいます。
参加者が「はまる」というサークル活動、その魅力とは…。

【夫婦で参加】
「親子で参加しやすいという事が私としては参加しやすい」
Q:こういう雰囲気も含めて?
「こういう雰囲気も含めて。うまい下手とかじゃなくて、(バレーを)やった事のない人でも入り込める空間がいいです」

【夫婦で参加】
「コミュニティーでは自分の好きな趣味でつながっている友だちなのでやり易いというか、かしこまってやらなくてもいいので楽しくやれている」

それぞれがアップを終えると3チームに分かれて、いきなり試合開始。
指導も練習もありません。
チームが入れ替わって、ともかく試合が続きます。
みんな、一生懸命です。
経験や実力は様々…、勝ちたい気持ちはありますがそのために誰かのプレーを非難することはありません。
ここには、心地よい緊張感と不思議な楽しさがあります。

【バレーボールサークル黒羽 井出 栞代表】
「仕事は別に、ストレス発散と言うか。仕事で疲れているんですが、運動して発散して、仕事仲間とプライベートの仲間はちょっと違うので、気軽に参加してほしいという気持ちを込めて(サークルの)雰囲気を作っています」

月に1回程度、参加するメンバーもいます。

【月に1回くらい参加 30代 会社員】
「学校でもなく会社でもなくもうひとつのサードプレイスではないですけど、違う自分になれるものを色々持っていると視野が狭くなり過ぎないというか。(サークルは)私にとっては色々なメリットがある所です」

この日、サークルに初めて参加する人がいました。

【男性自己紹介】
「石橋です。高校の時にバレーをやっていました」
「なんて呼んだらいい?」
「石橋で・・・」
「イッシーさんで」

【女性自己紹介】
「ゆきちゃんで。よろしくお願いします」

異なる年代や職業の人が、それぞれの目的を持ってここにやって来ます。

【今回 初参加 20代 会社員】
「ずっとバレーをやっていたので、もうそろそろバレーをやりたいと思って」
Q:このサークルを選んだ理由は?
「そんなにガチガチでやるのではなくて、仕事の兼ね合いでいきたいという思いがあって」

【今回 初参加 40代 会社員】
Q:サークルに入ろうと思ったきっかけは?
「一人でジムに行っているよりは、みんなで楽しんで運動した方が長続きするかなと思って。仕事以外のコミュニティで楽しくできる。職場だと同じ人間関係の中でやるというのもあるし」

去年、黒口さんが企画したサークルイベントには、多くの人が集まりました。
こうした活動の参加者が求めているのは会社や学校だけではない「自分の居場所」。

【ユニレク代表 黒口 慎也さん】
「初めてのイベントだったのですが、知り合いの人から初めての人まで結構来てもらって親子ずれも多くて、コミュニティのよさを実感してもらったと思っています。会社との行き来にならないような、自分のサードプレースとか自分の居場所を見つけてもらえるようなきっかけになるイベントになってくれたらよかったと思ってます。今後もつなげていきたいと思っています」

ライフワークバランスや多様性を重視する時代。
自分の生き方や好きに向き合う人が、増え始めています。